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ガチャ沼のバグ

「召喚」

「ごほうび〜」


家に着き、ミヤを召喚する。

ハートの結晶を食べたのにまだ食べるらしい。

朝に置いていた7つの開示石の機能解放をしっかりと終わらせてくれたようだ。

今更だがスキルの能力と呼んでいるものは機能と言った方がいいのだろうか。

呼びやすい方でいいか。


「これを再生成したらごほうびあげるからな」

「は〜い」


貯水の指輪だったものを取り出して台座に置く。


「デバッグ出来そうならするから我慢するんだぞ」

「わかった〜」


胡座の状態で足の上にミヤを置き、触れる。

魔力集約をミヤにかけ、開始を待つ。


「いくよ〜」


始まる。

薄らと光が漏れ出てくる。

途中で違和感が生まれる。

魔装具が出来ているのだろう。


「デバッグ」

「ふぁぁぁ」


少しすると光が収まっていく。

出来たみたいだ。

蓋が開くと手袋が置いてあった。


無力の手袋

スキル:無力

-脱力

-スキル封印

-魔力封印


呪いの装備という感じか。

スキルを獣の器に移す。


「ミヤ、もう1回頼む」

「仕方ないなぁ〜」


手袋を台座に置き、もう一度始める。

魔力集約をすると光り始める。

違和感が生まれ、デバッグをかける。

再生成し終わり、台座を見る。


収納の首飾り

スキル:収納

-回収

-取出し

-リスト


被った。

収納の指輪にスキルを重ねることが出来たので重ねた。

収納の横に★がついた。


「ミヤ、もう1回いいか」

「またなの〜」


首飾りを台座に置き、もう一度始める。

レベルも上がっているし、許してほしい。

魔力集約をすると光り始める。

違和感が生まれ、デバッグをかける。

再生成し終わり、台座を見る。


保護の変水の腕輪

スキル:保護

-腐敗防止

-痛み防止

スキル:変水

-変水召喚

-操作

-温度変化


いい能力な気がする。

保護は食料が長持ちするだろう。

変水はどこでも風呂を湧かせるような感じだと思う。。

せっかくなら、他のも整理するか。

空の指輪に保護を移し、ついでに収納★と結界も移す。

収納★には収納量増加の能力が追加されていた。

水の指輪に変水を移す

変鉄と魔合を土の指輪に移す。

これで空いた魔装具が5個になった。


「ミヤ、やれるとこまでやろう」

「5個も一気にできないよ〜」

「スキルレベル分しか一気に出来ないのか」

「そうだよ〜」


3つを台座に置き、もう一度始める。

作業のような感じになってくる。

魔力集約をすると光り始める。

違和感が生まれ、デバッグをかける。

さっきよりも長い。

再生成し終わり、台座を見る。


火の指輪

スキル:火の器

-

-

-

-

-


火に関する魔装具は全然持ってないな。

変水の温度変化くらいだろうか。

魔装具ガチャが捗ってしまう。


氷壁の髪飾り

スキル:氷壁

-氷壁召喚


ハズレだと思う。

壁を足場にすれば使えるかもしれないが使わないだろう。


帯闇の鋼糸

スキル:帯闇

-闇付与

-闇強化

-闇吸収

-闇集約


鋼糸は素材じゃないのか。

武器として使うのだろうがそういうスキルがないとまず使えないだろう。

氷壁と帯闇を獣の指輪に移す。

無の鋼糸を切ってみる。

魔装具ガチャのストックが無限になってしまうんじゃないだろうか。

変鉄を変形させ鋼糸を切る。


パチンッ


ただの鋼糸になってしまった。


「まじかぁ」

「あるじ〜、やめ時ってやつじゃないの〜」

「後3つあるからまだ出来る」

「わかったよ〜」


ミヤから冷たい視線を感じる。

気を取り直して魔装具をセットする。

作業のように再生成をした。

再生成が終わりミヤが輝いた。

輝きが落ち着くとミヤの姿が変わっていた。

箱を補強する鉄が銀色に輝いている。


レベル:10

スキル:罠[II]

-誤認

-不意打ち

-麻痺矢

-毒矢

スキル:アイテム[IV]

-ランダム生成

-魔素変換

-再生成

-魔素収集

-武具拡張

-機能解放I

-効率化

-機能解放II


レベルとスキルレベルが上がっている。

キリもいいし今日はここまでにしていい気がしてきた。

とりあえず今回の魔装具を確認する。


天秤の魔銃

スキル:天秤

-魔素変換

-等価弾生成

-ストック

-等級比較

-練度比較


遠距離武器だ。

何かを代償に弾を作るのだと思うが使ってみないと分からない。

使うのが楽しみだ。


怪力の外套

スキル:怪力

-力上昇

-力強化


葉っぱのような緑色のマントの魔装具だ

身体能力上昇は嬉しい。

強化の指輪は全体的な強化だがこれは力特化の強化なのだろう。


硬化の高速の火炎のナイフ

スキル:硬化

-硬度上昇

-硬化強化

スキル:高速

-反射速度強化

-行動速度強化

スキル:火炎

-炎生成

-炎付与

-炎強化


初めての3つのスキル持ちの魔装具だ。

偶然なのか弓の時もだがミヤのスキルレベルが上がった記念のようなものなのだろう。


「まだやるの〜」

「今日はもうやめるか」

「よかったの〜」


無理やり付き合わせてしまったし、ハートの結晶をやるか。

1つ取り出し、ミヤに食べさせる。

魔装具ガチャを平日の深夜までやってしまった。

かなり長い時間やってしまった。

これがガチャ狂いってやつかもしれない。

スキルを器に移す必要もなかったし、なんでこんなにやってしまったのだろうか。


今回のことで器について少しわかったことがある。

器に入れることが出来るスキルには制限がある。

獣の器には幅広く入れることが出来るみたいなので関係ないが水や土はその属性に近いものしか入れることができない。

魔合のようなものはどの器にも入れれるようだが強化や成長のようなスキルは獣の器にしか移せない感覚があった。

器を器に入れるといったことも出来ないことも確認できた。

空の器はソラやカラではなくクウなのかもしてない。

結界や収納、保護といった能力は空間に影響を与えるようなスキルなのだと思う。

ただ、感知を空の器に移そうとしたが移すことが出来なかった。

空間に作用するものでも住み分けがあるのかもしれない。

獣の器が万能すぎて無力を他の魔装具に移し変えたくなったがまた今度でいいだろう。


ミヤには迷惑をかけたがまたやりたいとも思ってしまう。

今日はもう寝てしまおう。

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