凄腕の女スパイ、俺に引っかかる
私はユリア、帝国の凄腕スパイ、皇国や正教国などその踏んだ場数は数知れず。そして今回の任務は、王国の冒険者を帝国へと導く事。Sランク冒険者だ。Sランクに上り詰める者は一筋縄ではいかない。それは周知の事実だ。そして私は今、その人、グランバルトにあっていた。
「これはこれはずいぶんと、可愛らしい方が俺に何の用ですか?」
「か、可愛い?私は綺麗とは言われるけど、可愛いは・・・・・」ユリア
「どうしたんですか?俺は用事があるのでこの辺で・・・」
「ちょ、ちょっと待って、貴方に興味があるの」ユリア
「へぇ~それはどういった意味で?男としてとかは聞きたくないかな?こんなおっさん捕まえてそりゃあないわ・・・・・だから、違う言葉でお願いしますね?」
「お、男として興味があるわ」ユリア
「うわぁ、まじでかよ?本気で言ってるんですか?名前はなんて言いましたっけ?」
「ミリアよ、ほんとに、強い男の人に興味があるの」ユリア
「へぇ~じゃあ、皇国の守護者なんかいいんじゃないですか?」
「私は顔で選んだりしないもの!あなたが最強と言われているのは知ってるわ、どう?今夜でも―――」ユリア
「いいですよ?俺は女の子には優しくするのでまあ大丈夫ですけど、あまりおいたする子はお仕置きしますからね?おじさんですし」
「お、おいたって、私は何もする気はないけど?」ユリア
「まあ、それが本当ならいいですけど?今夜でいいんですか?もっと準備とかしなくていい?」
「準備?何かしら?私はただあなたに興味があるだけよ?」ユリア
「ああ~はいはい、分りました、そういう設定ですね?今からにしましょうか?ほら!」
「きゃ!!待って!!心の準備が!!」ユリア
「ほら!準備が必要でしょう?このままベットに行きますか?」
「このまま行くわ・・・・(私の魔法で絶対落として見せる)」ユリア
「いさぎよいですね?スパイはそうでなくちゃ」
「な、何のことかしら?私はあなたに興味があって来ただけなのだけ――――」ユリア
「はいはい、なでなで、可愛いね?そんなに頑張っちゃって、ふふふ、仕事を忘れさせてあげよう」
「な、何を言って――――」ユリア
「寝かしつけてあげよう?ユリアちゃん?」
「私はミリア―――――にゃむにゃむ」ユリア
「はいおやすみ」
「ハッ!ここは!?」ユリア
「よく眠れたみたいだね?疲れてたんでしょ?連日任務続きでさ、ほらほら、おじさんが添い寝してあげるから、もう少し眠りな?可愛いユリアちゃん」
「な、私はミリア、いい加減にして!私は寝に来たんじゃなくて!」ユリア
「俺の相手してくれるの?壊しちゃうかもしれないよ?俺の相手した子はみんな目が――――」
「いいわ!!そのくらいじゃないと燃えないわ!!」ユリア
「覚悟がいいならいいけど、じゃあ服脱がすね?」
「え?ええ!(効かない!?魔法が・・・・・)」ユリア
「またおいたしようとしたね?お仕置きが必要かな?トロントロンになるまでなでなでしてあげよう」
「何を・・・・ふわぁ~」ユリア
私は処女なのよ!?大丈夫かしら!どうしよう!!こんなはずじゃ!!魔法も効かないし!!どうしよう!ここは体を使って虜にするしか!!
「可愛いわりに大きな胸も揉んであげる」
「あぁっ!!うん~!!ハァ!!」ユリア
「段々よくなって来たでしょ?帝国の悪い女スパイなんかこの後どうなっちゃうんだろうなぁ~~?」
「ハッ!!待って!!なぜそれを!!?私をどうする気!!?」ユリア
「はいはい、今は気持ちよくするだけだよ?心配しないでね?ほらほら段々胸が気持ちよくなって来たでしょ?」
「ハァハァ!ああん!ちょっと!!!待って私はあなたに危害を加えようとしたわけじゃあ――――」ユリア
「はいはい、大丈夫だって、このまま帰すわけにはいかないけどちょっといじったら大丈夫だから」
「やめてぇ!頭はいじらないでぇ~!」ユリア
「大丈夫俺は身体しかいじらないから」
「怖い!」ユリア
「大丈夫落ち着いて、辛かったね?帝国は君の事かえりみてくれないんだね?いいんだよここでゆっくりしていきな?任務がある限りここにいれるでしょ?俺は女の子には優しくするタイプだから」
「うう、ごめんなさい、貴方を利用しようとして、なんでそんなに私に優しくしてくれるの?こんな人、会ったことない」ユリア
「まあ、そんなことはないと思うけど、今はゆっくり眠りな?俺はグランバルト、グランって呼んでくれ、また明日な?」
「待って、一人にしないで!!?」ユリア
「わかったわかった、お姫様は添い寝が好きなようだ。(なでなで)」
「あ、ありがとう、優しいのね?」ユリア
「ははは、女の子にだけね?」
「女ったらしなのね?」ユリア
「もてないけどね?」
「そう、こんなにいい男なのに――――すうすう」ユリア
「ふふふ、眠ったね、いい夢見せてあげよう。何がいいかな?自分で選ぶか・・・いい夢を」
ユリアは幸せそうな顔をしていた。もう夢は始まったようだった。俺はずっとなで続けた、なでるたびに笑顔は深まっていく。どんな夢を見ているのだろうか?覗くのは流石にプライバシーの侵害だしな。
「グラン、グラン、私、あなたのことが」ユリア
「おいおいさすがにそれは惚れやすすぎねーか?大丈夫か女スパイ・・・寝言にしちゃはっきりしてるな」
「むにゃむにゃ・・・・・」ユリア
そして夜は明けた。朝。
「むーん(パチ)」ユリア
「おはよう、(なでなで)お姫様は朝ごはん食べるか?」
「うん、食べさせて?」ユリア
「おいおい、どんな夢見てたんだ?」
「ひ、秘密」ユリア
「はいはい、仰せのままに」
「グラン、抱っこ」ユリア
「はいはい、」
「グラン、おしっこ」ユリア
「おいおい、自分でできるだろ?」
「できない、グラン、おしっこ」ユリア
「わかったわかった、恥ずかしくないのか?」
「だって昨日あんな事されたら・・・・・(ポ)」ユリア
「何が起こった・・・・・・」
「はやくはやく、もれちゃう」ユリア
「幼児退行してねーか?」
「ちゃんと見ててね?私一人で出来るから!」ユリア
「一人じゃねーだろ」
「うるさい、グランちゃんとよーく見て?」ユリア
「おしっこするとこなんか見せてどうするんだよ?」
「いいから!!」ユリア
「はいはい、なんか赤くねーか?」
「赤くない!!」ユリア
「ご飯にすっか、手洗って、お姫様、自分でパンツあげれるだろ?」
「あげれない!」ユリア
「嘘つけ!」
「グラン?」ユリア
「はいはい、」
「抱っこ!」ユリア
「はいよ」
「ご飯!」ユリア
「作り置きな?サンドイッチ」
「あ~ん」ユリア
「はいはい、あ~んよく食べれましたね~偉い偉いユリアちゃん偉いでしゅよ~」
顔が赤かった。
「ぎゅってして?」ユリア
「はいはい、ぎゅ」
「もっと強く長く!」ユリア
「はいはい」
「もっと強く!」ユリア
「壊れちゃうぞ?」
「いいから!」ユリア
「こんなもんか?」
「骨が折れそうなくらい!」ユリア
「こんくらいな」
「はぁ~気持ちいい!」ユリア
「お姫様はわがままだな?」
「グランのおじさんの匂い嗅がせて」ユリア
「はぁ?なんで?」
「いいから!!好きなの!!」ユリア
「好きって・・・・・まあいいけど」
「はぁはぁ、クンクンいい匂い!!汗とおじさん!!私の匂いで上書きしていく!!」ユリア
「はいはい、離れろ、もういいだろ?」
「ああ~ん!もっとぉ~!!」ユリア
「悩ましい声出すな、近所が勘違いするだろ?」
「えへへ~!そしたら私はお嫁さんに!!?」ユリア
「ならないならない!絶対ない!」
「なんでなんで!?私可愛いって言ったのに?」ユリア
「言ったが・・・・あれはなんて言うか」
「嘘なの?グランがグランが私の事―――――」ユリア
「泣きそうになるな、わかったから、可愛いのはほんとだ」
「わーい、お嫁さん!お嫁さん!」ユリア
「お嫁さんにするとは言って―――――」
「し、しないの?」ユリア
「だからなんで泣きそうになってるんだよ?してもいいけど・・・・・・」
「やったーー!!おっ嫁さん♪おっ嫁さん♪」ユリア
「仕事はどうするんだ?」
「し、仕事・・・・どうしよう?」ユリア
「考えてないのか・・・・俺が話をつけよう、帝国で暮らしてもいいしな?」
「やった!!一緒!!ずっと一緒!!グラングラン!!ここで一緒がいいな!!」ユリア
「わかった、そうする。俺も帝国は苦手だし」
「わーーーい!!」ユリア
「正式に結婚するまでそういうのはなしだぞ?」
「やだー!!絶対する!!夢だけじゃあヤダ!!絶対して!!あなたの物にして!!」ユリア
「おいおい、そんなんじゃなかっただろ?」
「生まれ変わったの!!おじさんに孕ませられちゃうの!!」ユリア
「おいおい、人聞きが悪いな」
「えへへへ~今夜は寝かせないぞ!?」ユリア
「はいはい、また今度な?」
「駄目!!逃がさない!!」ユリア
「なんでだよ、おいコラ!触るな!そこは駄目だ!」
「今からやろう!えへへへ~」ユリア