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詩のようなものたち

煌く地獄の底で

作者: 暮 勇

深海よりも冷ややかに暗く

業火など生易しい灼熱の底で

裸足で突き抜ける、閃光

それは一瞬も留まらず

過ぎ去るは、刹那

やがて熱に溶かされ

骨は積もることなく

塵すら残らずとも

それは輝き、駆け巡る

それは、命、といいうもの

喩え地獄の只中であろうと

己の身を削り、刻み、細らせて

一瞬のために、その煌めきは、走る

地獄は、天の下にあり

人は天上に昇れずとも

そんな果てなき地の底を

その命を燃やして、煌めかせる

それが、世界

それが、人間



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