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ゾンビスタート→ハーレムエンド  作者: まんじ(榊与一)
ハーレム目指して本格始動

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護衛

「しかしお前達は強いな」


「いや、王女様も大したものだったよ」


聖王女にため口で返すと、アッシュの目つきが少し険しくなる。

敬語を使えと言う事なのだろうが、俺は別にこの国の国民でもなければ配下でもない。

なので気づかないふりしてその非難気な視線を無視した。


「これでも聖王国一を自負していたのだが。世の中上には上がいる物だ」


これは俺だけではなく、ポーチにも向けられた言葉だ。

俺の後に、彼女も聖王女と一勝負していた。

当然勝敗はポーチに軍配が上がっている。


だが勝敗は兎も角、実際問題聖王女の実力は大したものだった。

幻術系のスキル無しとはいえ、ポーチ相手に彼女は善戦して見せたのだ。

弱めの最上級モンスター相手なら、1対1でも余裕で戦えるぐらいの実力はあるだろう。


その強さは、誇張抜きで聖王国一と言って差しさわり無いと思える。

ひょっとしたら、人類一まであり得るかも。

正に女傑と呼べる人物だ。


おっぱいも大きいし。


「さて、お前達は哭死鳥に狙われている訳だが。出来れば囮を務めて貰いたい」


「ああ、構わないぜ」


こっちとしては、哭死鳥を黙らせられればそれでいい。

国が動いてくれた方がその辺りはスムーズに進むだろう。

断る理由はなかった。


「それに当たって、私の配下2名を君達の護衛に付けよう。まあお前達に護衛が必要かは疑問だが、念の為だ」


王女がチラリとアッシュを見る。

二人ってのはたぶんグレイス(モヒカン)兄妹の事だろう。


「お前達には二人と組んで、冒険者として危険なクエストを受け続けて貰う」


「分かった」


ホームとはいえ。

いやホームだからこそ、哭死鳥は街中で堂々とは動けない。

強盗するのに家の近所を狙わないのと同じ理屈だ。


相手が動き辛いというのなら、あえて人目のない危険な場所に向かう事で動きやすくしてやる。

そう言う作戦だ。

勿論そんな事をすれば囮のリスクはかなり高くなってしまうが、俺とポーチ。

後オマケのモヒカン兄妹ならどうにでもできるという、聖王女の判断だろう。


実際俺一人いれば相手が何人いようと敵ではないので、基準は兎も角、その判断自体は正しいと言える。


「本来なら外部の人間を危険に巻き込む事など避けたいのだが、この国は腐っているのでな。お前達の力添え、感謝する」


そう言うと彼女は頭を下げた。

良い角度だ。

胸元のラインがそれ程深くはないのでぽっちこそ見えないが、運動後の桜色に染まった胸元は素晴らしい。


しかし、腐っている……か。


まあ賄賂であっさり入国できた辺り、そういう事なのだろう。

ダリアとの不仲もその辺りが関係していそうだ。


「では、私は所用があるのでこれで失礼させて貰う。後の事はアッシュに聞いてくれ」


そう言うと聖王女は、俺達が入って来た方向とは真逆へと去って行く。

彼女の気配が遠ざかり姿なき護衛達の殺気も消える。


「おいおい、勘弁してくれよ。冷や汗ものだぜ、全く」


戦闘後、明らかに護衛達の殺気が俺に向けられていた。

どうやら溜口が気に入らなかった様だ。

まあ俺はそんな物、気にも止めはしないが。


「陰でこそこそ隠れてる様な奴らの事なんざ、一々気にするかよ」


「いくら何でも肝が据わりすぎだろ?」


残念。

肝が据わっているのではなく、俺の場合は肝が腐っているが正解だ。

半分ゾンビだしな。


「お前さんの実力は認める。けど流石に聖王女の親衛隊相手じゃ、分が悪いぜ。長生きしたいんなら、もう少し謙虚に生きた方が良いぞ」


護衛の気配は全部で12だった。

仮にもし全員王女並みの実力があったとしても、俺の敵では無いだろう。

どうやら人間であるアッシュにはそれが分からない様だ。


そもそも謙虚に生きるも何も、俺は半分死んでいるのだ。

今更謙虚も糞もあった物ではない。

好きに生きさせて貰う。


おっぱい最高!

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