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レベルアップ

「ヴァラアアァ!!」


小汚い雄叫びと共に、俺のラリアットがスケルトンの頸椎をへし折った。

間髪入れず、俺は転がった奴のしゃれこうべに連続スタンプをかます。

ここまでくれば俺の勝ち確だ。

ベキョリと鈍い音を立てて頭蓋骨が陥没し、討伐が完了した。


6時間という激闘を制し、俺が感慨にふけっているとレベルアップの音が脳内に響く。


あれ!?

予想外のレベルアップで思わず首を捻る。

最低でも、スケルトンなら後2体は狩らないとレベルアップ出来ない残り経験値だったはずなのだが……

どうやら今回のスケルトンはユニークスキル持ちだった様だ。

通りで手こずった訳だ。


「おーおーおー!(お、レベルが3つも上がってる!やったぜ!)」


ステータス欄を確認すると俺のレベルが5から8に一気に上がっていた。

正にユニークスキル様様だ。

狩るのは初めてだが、これは美味い。


ユニークスキル。

それは生まれ持った能力であり、レベルアップ等で習得できない強力な特殊なスキルの事を指す。

ユニークスキル持ちは通常の個体よりも、スキルの分経験値が大幅割増しになる事が多く、どんなスキルを所持しているのかにもよるが、倒せさえするのなら間違いなく美味味に分類される。


乳神様にもレベルを手早く上げたいなら、ユニークスキル持ちを狩ると良いよと進められていた。

まあそんあポンポン転がってないんですけどね。

ユニークスキル持ち。


因みに俺もユニークスキル持ちである。

所持しているスキルはリポップとスキルポイントだ。


リポップは死んでも任意の場所(事前に登録しておく必要あり)で即復活できるスキルであり、俺はこのスキルを駆使して狩りをしている。

何せゾンビは最弱のアンデッド。

普通に戦ったのでは弱すぎて、まあ勝てない事勝てない事。

その為、俺はやられては直ぐに復活するゾンビアタックで敵を狩っているのだ。


ゾンビだけに……


後、リポップは俺にとって回復も兼ねている。

何故ならゾンビには回復能力が備わっていない。

その為、一度ダメージを喰らうと回復する事なくそのまま体に残り続けてしまうのだ。


……冷静に考えて、回復無しとか無体にも程がある。

ゾンビスタートどんだけ厳しいんだよ。

正直リポップが無かったらムリゲー過ぎて、俺は今頃もうとっくに死んでただろう。


まあスタート時点から死んではいるんだどね……

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