インフォメーション
「という訳なんですけど。何か善い手無いですかねぇ?」
「無理ね。頑張ってレベルを上げなさい」
乳神様に相談してみたが、レベル差が倍もある相手に報復する事等無理と一蹴された。
地道にレベルを上げていくのが一番なのは分かる。
だがここ数日の奴の暴挙が余りにも目に余り、一泡吹かせてやれない物かと泣きついたのだが。
世の中儘ならない物だ。
仕方ないので乳神様の豊かなバストを見て癒される事にする。
今日は虎柄の毛皮のビキニだ。
攻撃的でワイルドなそのビジュアルが、俺の魂に突き刺さる。
120点!
最高だぜ。
ポチも早く亜人系になって、その巨乳で俺を癒して欲しいものだ。
「大きいとは限らないんじゃないの?」
その言葉にギョッとなって、俺の時間が止まる。
余りの恐ろしさ故脳からシャットアウトされていたが、確かにその可能性は十分ありえた。
というかポチは結構スリム体系だ。
寧ろ、そっちの可能性の方が遥かに高い。
だが俺は信じる。
ポチが細巨乳だという事を!
奇跡よ起これ!!
「狼に胸を求めるのは酷だと思うけどねぇ」
そんな俺の切ない願いに、乳神様が横槍を入れてくる。
神様に言われると夢も希望も無くなるから止めて欲しいものだ。
「そんな事より、新狩場の事を聞きたいんじゃなかったの?」
流石乳神様。
俺の事は何もかもお見通しの様だ。
実は今度会えたら狩場の相談もしようと考えていたので、話が早くて助かる。
森の中だとポチとベア子がさっさと魔物を倒しまくってしまうので、全然経験値が稼げないのだ。
あいつらペナルティで殆ど経験値が入らないくせして、延々俺の邪魔してくるからほんと厄介極まりない。
そこで俺は、新狩場を乳神様に御教示願う腹積もりだった。
森みたいな視界の悪い場所じゃなく、もっと開けていて俺のファイヤーで先制一発狩りできる美味しい狩場を。
「んー、そうねぇ。北にある渓谷なんてどうかしら?」
ん?
あれ?俺の心読んでくれてるんじゃないのか?
視界の通る広い場所が良いって考えていたのに、乳神様の言う場所はとてもではないがポチやベア子を出し抜ける狩場とは思えないのだが。
「視界が広くても、ポチ位足が速いとファイヤーより先に魔物を狩られちゃうわよ。だからその2匹が手出しできない相手を狩ればいいのよ」
あいつらが手出しを出来ず、俺だけが狩れる魔物。
そんな都合の良い相手がいるのだろうか?
考えてみる。
思いつくのは物理攻撃に強い耐性を持つ魔物ぐらいだ。
しかし強物理耐性を持つ魔物は大抵レベルが高く、俺のしょぼいファイヤーで倒せるとは到底思えないのだが。
「物理体耐性持ちを狙うんじゃないわよ。空よ。空の敵を狙うの」
ああ、成程。
それなら邪魔されずに狩りが出来そうだ。
俺はポンと掌に拳の側面を跳ねさせる。
確かに渓谷ならコンドル系の魔物等も居るはずだ。
流石のあの2匹も空には手出しできないからな。
幸いファイヤーは射程がかなり長いので、良い狩場になりそうだ。
「アザーーッス!!」
俺は乳に向って大きく頭を下げる。
大感謝!
「こっちとしては全然感謝してる様には見えないんだけどね、その態度は。まあいいわ、じゃあ頑張ってね」
そう言って彼女が手を振ると、俺の意識は闇の中に吸い込まれていった。




