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俺のファイヤーがWBに直撃する。
が、奴はそんなものお構いなしに俺に体当たりをかましてきた。
ほげぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
叫んだつもりだったが声が出ない。
それもその筈、体当たりの衝撃で全身バラバラ粉砕のミンチ状態になってしまったからだ。
なにこれ!
幾らなんでも強すぎない?
喰らえば即死。
攻撃も炎が奴の毛を少し焦がしただけ。
一体何百発撃ち込めばいいんだよ!?
勝てる気がまるでしねぇ。
完全に舐めてた。
唯一の救いはレベル差が大きく離れている為、奴に経験値が殆ど入らない事位だ。
ここから戦いながら成長とかされたらマジでシャレにならないところだった。
いや、現状でもマジでシャレにならないぐらい倒すのに時間がかかりそうではあるが……
とりあえずリポップする。
次の瞬間奴の剛腕により粉砕された。
魔法を唱える隙がまるで無い。
何度かリポップするが、その度に即ロストさせられる。
こりゃ駄目だ。
やってらんね。放置だ放置。
とりあえずポチの逃げる時間だけでも稼ぐとするか……
そう思い見ると、ポチの姿は最早影も形も見当たらない。
どうやらもうとっくに逃げ出してしまっていた様だ。
その証拠に熊はその場から動かない。
しかしあっさり見捨てていきやがったな、ポチの奴。
いや、別に逃げてくれてもいいんだよ。
実際逃がすつもりだったし。
でもこれまで一緒にやって来たんだから、もうちょい粘ってくれてもいいと思うんだがなぁ……
ポチも俺が死なないと分かっての行動だろう。
だから別に本気で俺を斬り捨てた訳でないのは分かるが、早々に置いて行かれるのはやはり少々物悲しく感じてしまう。
そんなどうでもいい事をうじうじうじうじと考える。
きっとこんな性格だから俺はモテないのだろう。
…
……
………
…………所でいつまでいんだよ、こいつ?
どうでもいいネガティブな事を考え続ける事はや数時間。
何故かWBが一向に俺の目の前から動かない…………
……え?マジ?
もしかして見えてらっしゃる?
嘘だよね?
見えていたらシャレにならないぞ!?
リポップあれだし!
リポップポイントは病院に提示する保健証宜しく、1カ月単位で勝手に更新されてしまう。
その為使っていないポイントへのセーブは1カ月で勝手にロストされてしまうという、恐ろしい仕様があった。正直その場でリポップすればいいだけだと高を括っていた俺は、このひと月以上セーブの更新等行っていない。
つまり――リポップは此処でするしかないという事だ……
ざっけんな。
マジで勘弁してください!




