表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/20

6・召喚組の場合。-神様&魔術召喚-

 召喚組のラスト、神様&魔術召喚。

 このパターンの帰還率は三割程。

 神様も関わっているのでこれは少し大目かも。


 そして神様転移とも違う。

 独断で空間を歪めて送り込むのが神様転移なら、神様による神託を受け執行者が儀式を行う。

 或いは、執行者が神に祈り召喚者を選抜して貰うのが、神様と魔術召喚のやり方。


 神様と言っても世界や国、信仰の種類によって変わるので、決して善の神だけではない事はいわずもがな。


 ただ、魔術召喚の所でちょこっと紹介したけど、この召喚のほとんどが勇者とか聖女召喚。

 神様が関わっているパターンなら、知らない内に勇者・聖女・賢者etc(もしくはそれに近い職)な状況はちょいちょいあるけど。

 他には、魔術召喚と被るけど国や世界の改変が目的で、中にはやはり召喚したけど召喚者を掌握しようとする人もいるので良い事ばかりではない。

 更には善として招いた召喚者が堕ちていくっていう場合も(その逆も)あるしね。


 召喚の目的は、大体想像している通りだと思うけど。


 勇者・聖女だけじゃなく、世界・国・信仰、それらの場所・時代にあった者が召喚される。

 魔王がちょっと邪魔だからよろしく。とか、魔素がやたらと淀んじゃってちょっと正常にしてくんない? とか、この国の王がちょっとヤバいんだけど人間じゃ無理。とか、勇者とか聖女の魔力じゃないと大地がアレで作物がアレなもんで。とか、魔王とかいないけど魔物が強くなり過ぎちゃって。とか、マンネリ化しちゃったから刺激が欲しい。(←完全娯楽)とか、そんな感じ。


 サイテーな所というか生々しい所では、異世界の魔力を継いだ子等の力が弱くなって、ここらでちょっと子種が欲しいとか産んで欲しいなんて、それだけのために呼ばれるって……。

 これ状況によっては召喚されるだけでも被害者なのに、道具扱いされない所というか実際そうなってボロボロの人もいるから、大きな声では言えない。

 子孫云々は、まぁその、何とも言えないけど、見目麗しい男女を添えて国に縛り付けるっていうのもあるあるパターンだし。

 黒い所ではお前が闇の代表だ! 的な……。


 決していい事ばかりではないって事。


 で、ここで述べる事は神様が関わってるってこと以外、魔術召喚とほぼ丸被りなのでほとんど言う事はないんだけど、どうしよう。

 同じ事説明しても仕方ないし……。


 神様が関わっているから帰還率は高めだし、その方法も魔王を倒した時に放出される膨大な魔力を使ったりとか、倒した時点で強制送還だったりとか、召喚の本来の目的を完遂した時点だったりとかだし、強制送還や帰れる帰れない・帰還するかどうか選べるとかは召喚時に話される事なのでほぼ決定事項。

 もちろんそういう説明をしない神様もいるし、余りにも事態が急を要するためにその時間も取れず召喚されてしまう場合もある。

 帰れない場合のラノベが多いけど、そうでもないっていうお話。


 神様召喚との違いは、その召喚による可否が選択できない事。

 なので、神様の話の中にはその選択の話がされる事はない。

 つまり、神様が関わっているけれど魔術召喚という特殊な立ち位置でもあるので、強制召喚になる。


 神様が関わる時点で、少し事は大きくなるのだけど、召喚に携わった神様が実は黒幕だったとかって事もあるわけで、そんな時は別の神様が大きな手助けは出来ないけど召喚の際にちょっと召喚者に横やりを入れたり、召喚後に手を加えたりとかもする。

 こういった召喚をされる人に多いのは、悪い方に狂ったの人とか心暗い人とか流されやすく心がひ弱な人、まともな人や正義感の強い人、後者二つは意外と思うかもしれないけど、実はその思いが強すぎて傀儡になりやすいのだとか。

 そこで横やりを入れたりするのだけど、ダイレクトに対抗馬を同時に送り込むなんてこともしている。(これは最後のおまけパターンで)


 勇者や聖女、それに匹敵する人が落ちた場合、そりゃあもう最悪だからね……。


 そんな感じの召還のされ方をしたまともな人や正義感の強い人が堕ちていく様は、本当に何というか見るに聞くに忍びない感じ。


 と、まぁこんな所かな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ