これが異常だと思うなよ?
宝船初投稿です。
宝船初出航です。
俺には彼女がいる。
名前は露姫、俺のとても可愛い彼女だ。
しかし、この世はなんとも無情なのだ。
なぜなら露姫は異常なのだ。
これは……、ついこの前の事だ。
「一樹君」
俺は後ろから声をかけられて振り返った。
「露姫? どうした?」
「うん、姿が見えたから来ちゃった」
そう言って露姫は俺の隣にくっついて歩き始めた。
「あ、そうだ」
露姫は眠そうな顔でノートを俺に差し出してきた。
「見てね?」
それだけいって露姫は去っていった。
「一樹! 彼女か!」
「ああ、なんかノート置いてった」
「見ようぜ!」
俺の親友、玉川は俺からノートを奪い取って開き……、そして閉じた。
「生きててごめん」
どうした……。
俺は玉川の変な反応に疑問を抱きながらもノートを開いた。
『スキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキススキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキ……』
……俺の彼女は、異常なのだ。
彼女は恐らく、頭の天辺からケツの穴までも愛しきっているだろう……。