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鬼人  作者: リディア
旅立ち編
13/23

9話

「では、これより今回の調査の事前会議を開始する。」

「はい!」

今、目の前で話しているのは、ギルドリトルハーブ支部の探索班隊長デバードだ。

今日は、昨日話された林の調査の事前会議だそうだ。

「場所はいつも通りリトルハーブの林。

日時は明後日早朝から夕暮れまでとする。

目的としては、前回報告にあったレスワイバーンの再調査である。

それに関して、今回、発見者である魔狩者パーティのデリーツに参加してもらい、現場で本人の確認をもらうことになった。

紹介しよう。デリーツリーダーのタカミ君だ。」

「タカミです。本来は両手剣ですが、訳あって片手剣を使っています。

よろしくお願いします。」

「よろしくな!」

「おうよ!」

簡単に自己紹介をすませると、口々に相槌を打って貰えた。


「では、これにて事前会議を終了する。解散!」

一時間ほど会議を行い、明日また集まるようにと言われ、その日は帰って床についた。



「えっと、彼らは?」

「彼らは、この探索班の小隊長をやっている者たちだ。

右からファイラ、アクラ、ドロイド、ケルロだ。」

(ケルロ?どっかで聞いたような…

最近じゃない…すこし前に…)


「よろ!」

と、ファイラさん。

親しみやすそうな人だ。

そして、

「よろしくね!」

と、アクラさん。

探索班では珍しい女性の小隊長らしい。

やはり親しみやすいタイプだ。

「…」

ドロイドさんは小隊長というより、単独行動係という特殊な人だそうだ。

「よ、よろしく。気軽に呼んで貰って構わないから。」

この人は最近小隊長になったばかりで、しかも俺らと同い年だという。

そして、今回俺たちが所属するのも、ケルロさんの率いる5班だ。


「今日読んだのは、それぞれの細かい自己紹介のためでな。

私は知っての通り、探索班隊長デバードだ。

大剣を扱っている。

そこのユウキという子と同じだな。」

「おす!」

「『おす!』じゃないだろう…」

「構わんよ、元気なのが一番だからな。」


「俺はファイラ!

炎の闘士ことファイラだ!」

「それは自称でしょ?」

「うっせーな!アクラは黙ってろい!

仕切り直しだ!

炎の闘士ことファイラ!棍使いだ!」


「私はアクラ。水魔法使いよ。

ファイラとは幼馴染みでね。

こいつやたらやかましいけど、悪いやつじゃないから。」

「てめ、なんちゅう紹介を…」

「大丈夫です。

うちにもこのユウキっていうやかましいのがいますので!」

「おいタカミぃ…?」

「本当だろう?」


「…ドロイドだ。爆のサイボーグなどとファイラに呼ばれている。

ハンマーがメインだ。

…エミとかいう娘。」

「は、はい!」

「…投げ槍といったな。」

「はい…」

「…これを持っていくと良い。」

「これは…」

「投げ槍だ…」

「錆びだらけじゃねぇか!」

「…」

「はい、ファイラは黙る!」

「痛で!!」


「あはは…。僕はケルロ。ここにくる前は衛兵をしていてね。

その影響か、ロングランスを使ってるんだ。

よろしく。」

「さて、一通り済んだな。

では、デリーツの3人に探索班の基本装備を渡しておく。」

基本装備の内容は、

火系等耐性のついた迷彩服

信号銃が、救援要請、緊急事態、異常事態の3種

それから万能ナイフ、常備薬の4つだ。

「水と食料は当日支給する。

それぞれの使い方はわかるな?」

「はい、問題ありません。」

「では、デリーツの3人は、ケルロと当日の話をしておくこと。

以上、解散。」


「では、当日の話をするね。

僕達5班は、隊長率いる1班の後ろに付く。

君たち3人は僕と共に行動してくれ。

細かいことはその都度説明するね。

じゃあ、今日はゆっくり休んで、明日に備えてくれ。」

「はい、明日はよろしくお願いします。」

「ケルロで良いのに。じゃあね。」

最近、一話一話が短い…

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