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第四章第十七話

市会議員は私が柱の陰に 隠れて覗き始めてからも十分以上文句をまくし立てていた。さんざん激しく文句を言った後、去っていった。可哀想に、担当者は肩を大きく落として、落ち込んでいた。「こんにちは」私は気落ちしている担当者に声を掛けた。担当者はああ、貴方でしたか、と気のない返事を寄越した。先週の週末、お約束どおり説明会を開いて参りました。特に大きな問題は無かったので、審査を進めてもらいたいのですが。私は強い姿勢で担当者に迫った。

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