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第四章第十六話

私は役所のある駅にまたも降り立った。このごろはいい加減辟易していた。私は手早く話を終わらせようと、担当者の部署へ向かった。担当者の部署のフロアでエレベーターを降り、担当者が遠くから席にいるのがわかった。私はその席を目指して、近くまでいって息を呑んで、近くの柱の影に隠れた。担当者の前には、あの説明会にも出てきたあの市会議員がいた。市会議員は身ぶり手振りを交えて、担当者に私達の対応を激しく非難していた。

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