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第四章第四話

廊下に連れ出した後輩の興奮状態が修まるのを待って私達は会場に戻った。部屋に戻ると後輩の前に座っていたあの中年男は部屋の後ろの方の席に移動していた。私は少し安心した。開始時刻になった。会場は八割がた埋まっている。そんなに来なくていいのにと、私は心の中で舌打ちした。 時間になったので私は開始の挨拶をした。すると後方から「聞こえません。」と野太い声が聞こえてきた。あの後輩に絡んできた男だった。 相当我々に不満があるようだった。

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