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第三章第三話

役所の担当者は席を立って、私と共に打ち合わせテーブルを囲んだ。そして担当者が重々しく口を開いた。「先ほど御社の計画の近隣住民が役所に来ました。そして計画に反対で、説明会を開いて欲しいとものすごい剣幕で要望して帰られました。」 担当者は青い顔で私に何があったかを伝えた。私はすみません。と詫びた。可哀想に、この担当者はそのような近隣住民の突き上げには慣れていないのだろう。胃が痛そうに、腹をさすっていた。

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