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第二章第二十六話

私は江田課長と部長の不毛な打ち合わせを終えて、総長ともう一度話し合うために、現地へ向かった。総長の家の前に立ち、玄関を開けようとしたが、留守なのか戸締まりがしてあった。私は肩透かしをくらってしまったが、何もせずに帰るわけにはいかないので、久しぶりに北側の戸建ての所を訪問した。そこの老婦人と話していると、総長の話が出た。どうやら、総長はまた酒に酔って、交番に日本刀を持って、暴れたらしく、今度は逮捕されて、どこかの警察に捕まっているらしい。人騒がせな人だった。

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