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第二章第二十三話

私は総長の家をなんとか退散した。翌日、江田課長に昨日の顛末を報告した。江田課長は腕組みをして考え込んでいたが、やがて、「部長にも相談しよう。」私は部長に相談する、と江田課長が決めた時点で、昔の上司である部長が、どんな事を言うか予想できた。部長は好きにやれと言うに違いない。 江田課長は部長席に向かって行った。珍しく部長は席にいた。江田課長が部長に話しかけようとすると、先に部長の方から何事かを相談された。

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