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第二章第二十二話

「いろいろと工事の方法を再検討しましたが、これというような良い方法は見つかりませんでした。」私は努めて冷静に説明しようとした。しかし、総長はギロリと充血した目を向けて怒鳴った。「この間の話では、音が出ない方法を検討すると言ったはずだったな!」酔っぱらいの声だった。 「いえっ、工事をやるかぎり音は出ます。私は音が出ない方法を検討するとは言ってません。そんなことは不可能ですから。」私は泣きそうになるのをなんとかこらえて答えた。「つべこべ屁理屈を言うな。よしわかった。それがおまえの会社の答えだな。それならこちらにも考えがある!」どんな考えがあるのか、わからないが、ひとまず退散することとなった。

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