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第二章第九話

反対するわよ、と言い放った老婦人は顔を真っ赤にして、続けざまに言った。「だいたいね。毎日、地震のような震動がようやく終わったと思ったら、今度はマンションを作るですって!冗談じゃないわ。断固反対します。」予想を上回るものすごい剣幕だった。私はタジタジとなりながら、発言した。「今日うかがったのは、計画に賛成してほしいとお願いに来たわけではありません。」私は発言を続けた。「私は計画の概要を説明にきたのです。」顔を真っ赤にした老婦人が言った。それなら、今度の土曜日の午後、うちの

息子がいるから話してほしいと言った。また休みがつぶれた瞬間だった。

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