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第二章第八話

玄関に来てください、とインターフォン越しに応対に出た女性がそう言って玄関口に来るように言って、インターフォンを切った。私はこれから起こるであろう事態を想像してげんなりした。 でかい戸建ての門をくぐり、玄関扉を開けた。緊張しながら、無限不動産の南と申します。新築マンション計画の説明に参りました、と大きな声で叫んだ。玄関右手の階段から品の良さそうな老婦人が降りてきた。老婦人は開口一番、「反対するわよ」と冷たく言い放った。

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