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第一章第十九話

私は昨夜の顛末を江田課長に話した。課長は悩ましい顔をした。「プラン次第だな。いいプランが計画できるかだ。」「その前に物件をみてきてくださいよ。設計事務所とは話を積めますから。」「そうだな。今から見てくるよ。」まだ見てない土地にこれほど悩めるとは。流石江田課長だ。私は内心あきれ、尊敬した。私は次の難関に挑む覚悟を決めた。来週の支店の会議に上程する以上、部長の賛同を得なければならないからだ。部長の様子を窺ってると、何やら、支店長と打ち合わせをして揉めたらしく、不機嫌な様子だった。

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