第六話 中国語って話せないし読めないYO 自重をわすれたクソガキがいるので 私も本気出します(筆)
出会いは風の中──
中華の担当さんと会ったYO。
いやマジで強風なんですが。
てか台風かこれ。
ちょっとどっかで手間取ってたら、海の上でご対面だったのかあ。
俺って持ってるな(筆)
さて、チャイチャイ(※唐)に着いたんだけど──
何言ってっかわかんねーや。
筆談ならまあ、漢字ってなんとなくわかるじゃん?(令和脳)
たとえば「俺」「貴方」「好」とかさ。
だけど会話は無理。
まじでさっぱり。
「筆談なら~」って思ってた時代が私にもありました。
──ここにきて筆ちゃんが自重をやめた。
返して。
私の奥ゆかしい筆ちゃん返してよおおおお。
なぜかというと──
俺たち、海賊扱いされてるんだよね~~。
バカじゃないの!
もうあれよ、監禁拘束中。
せめて拘置所にしてえええ。
というわけで、お手紙大作戦である。
お偉いさんに
「プルプル……僕わるい僧侶じゃないよ……プルプル」
とアピールする作戦。
で、それには筆ちゃんが言うには
「本気出さないと危険が危ない」
らしい。
いやさ、そう言われると
「回避おなしゃ~」
しか言えないよね。
筆ちゃんがそう言うってことは、そうなるってことなんです(構文)
──で、何が起きたかというと。
DAIじぇすと:
①筆談の開始(ここ来て2日目)
会話できないやつがいきなりこれである。
②その字がめっちゃ綺麗。
綺麗というか芸術。
もはや書の達人。
③「しゃべれないだけ」と認識させるために
会話の返答を筆談で開始。
俺、内容わかってないよう(ニヤ)
④この国の面倒な“しきたり”を全部華麗に回避。
※加齢で回避じゃない。
⑤「ここで立って」「座って」「手の位置はここ」
など、あなたのお耳の恋人ばりにアドバイスしてくれる。
筆なのに。
──オート出力機能とか、なんかすげえよな。
さすがおれの筆ちゃん。
で、そんなことをやってたら──
なんか気に入られちゃったんだよね、その役人に。
そしたらさ、
「首都に行くぞ」
って命令されたんだよね。
いやいやいや、そんなの面倒じゃん?
だから断ったら切り殺されそうになったYO。
交渉(物理)やめーや。
まあ……しょうがないから、ついていってやるかああ。
(びびってんじゃねえぞおおお)
第六話 私(自重)卒業します おわり
旅のお供はハイソフトかハイチュウか。
次回 第七話
この道我が旅はてしなくつづく~
長安って とおくね?




