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空海と筆 〜真言宗始まってました〜  作者: moca


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第三十三話 カンチョー カンチョー ジョウコにカンチョー  地獄の蓋がまたここに


ら〜らら〜ら〜らら〜

密教仕様に かえちゃお〜


……と、護摩の煙が静かに抜けていったその時。


金剛峯寺の門前に、一騎の使者が駆け込んだ。


「空海さま! 太政官より、急ぎの符にございます!」


空海は手を止め、巻物を受け取った。

封には、太政官の朱印が重く押されている。


静かに封を切る。


――その文は、まるで国の息づかいそのものだった。


『大和国東大寺之内、

 灌頂の儀を行うべき堂宇、

 すでに密教の法に叶う姿となれり。


 よって、これを“真言院”と号す。

 以後、国家鎮護の道場として用いるべし。』


空海は目を細めた。


文は続く。


『結界の段差、ならされしこと。

 霊脈の流れ、正しく通わせしこと。

 邪気の手すり、除かれしこと。

 明王の出入りの道、広く開かれしこと。

 護摩炎の煙、妨げなく抜けること。


 いずれも、真言の法に相応し。

 その功、空海にあり。』


不動明王が横で腕を組む。


「……公式に認められたな。」


空海は微笑んだ。


「これで、上皇の灌頂が滞りなく行える。」


使者は深く頭を下げた。


「太政官より、最後に一文がございます。」


空海は続きを読む。


『なお、今回の改修は俗務にあらず。

 国の乱れを鎮め、天つ御心を安んずるためのものなり。

 空海、汝の働き、まことに大なるものなり。』


巻物を閉じると、護摩の炎が静かに揺れた。


不動明王がぽつりと言う。


「……しん空海ハウス、完成だな。」


空海は苦笑しつつ、霧の向こうを見つめた。


「さあ、次は灌頂だ。」


――いやね、テンションがもたないんじゃああ。

ほら、だって、おいちゃんだよ?(マジ


あれか、ついにしん空海ハウス上場するのか(違います)


あああああああ(悲鳴)


東大寺の夜は深かった。


真言院と改められた堂内には、

灯明が静かに揺れ、

護摩の香が淡く漂っている。


空海は中央に座し、

その前には灌頂壇が組まれていた。


壇は四方を結界で囲まれ、

曼荼羅が敷かれ、

五色の糸が天井から垂れ、

すべてが“法の世界”へと変わっていた。


やがて、上皇が静かに入堂した。


その歩みはゆっくりで、

しかし一歩ごとに堂内の空気が変わる。


空海は深く頭を垂れた。


「――ようこそお越しくださいました。」


上皇は頷き、

灌頂壇の前に座した。


堂内の灯がわずかに揺れ、

明王たちの影が壁に映る。


空海は印を結び、

低く、深く、響く声で真言を唱え始めた。


「オン アボキャ ベイロシャノウ……」


その声は、

ただの音ではなかった。


空気を震わせ、

霊脈を揺らし、

堂全体を“法の世界”へと変えていく。


上皇の肩がわずかに震えた。

それは恐れではなく、

心がほどけていく感覚だった。


空海は灌頂水をすくい、

上皇の頭上へと静かに注ぐ。


水は光を帯び、

まるで天から降る露のように落ちた。


その瞬間――


堂内の空気が変わった。


重さが消え、

澱みが晴れ、

まるで山の頂に立ったような清浄さが満ちる。


上皇は目を閉じ、

深く息を吸った。


空海は静かに言った。


「これより、御身は“法の子”となり、

 心は乱れず、

 国もまた揺らぎませぬ。」


上皇はゆっくりと目を開けた。


その瞳には、

先ほどまでの影がなかった。


「……空海。

 心が、澄んだ。」


空海は深く頷いた。


「灌頂とは、

 心を洗い、

 世界を正す儀でございます。」


護摩の香が天へと昇り、

夜の東大寺は、

まるで別世界のように静かだった。


儀式が終わると、

空海は深く礼をした。


「これにて、灌頂は成りました。」


上皇は立ち上がり、

空海の肩にそっと手を置いた。


「……国は、お前に救われた。」


空海は答えなかった。

ただ、静かに目を閉じた。


その沈黙こそが、

密教の言葉だった。


――そろそろおいちゃんしんじゃうの。

シリアルに戻して。戻してよぉぉぉ。


第三十三話 カンチョー カンチョー

ジョウコにカンチョー 地獄の蓋がまたここに おわり


だから替え歌は危険が危ないからやめろと。

第三十四話

あめあめふれふれもーっとふれー

これリアルでやんの ま???

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