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空海と筆 〜真言宗始まってました〜  作者: moca


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第三十話 京都に帰ったら そうだ出家しよう 間違えた 家出しよう もうやだあの場所


な〜みを遍行へんぎょう 荒波乗り越えて〜

ちゃぷちゃぷちゃぷ(幼女ボイス)


金剛界を〜虚空へすすみつつ〜

すいすいすい(幼女ボイス)


はい、みんなのヒーロー、ヘンジョー仮面だよ。

仮面ないけど。


まあ、ただいま洋上ですね。

幼女つれて、うふふふ。


公僕のみんな、僕は訳あって幼女つれて歩いてるだけですからね。

けっしてやましいことなぞ。


この子たちは生贄である。

そう、このヘンジョー様への貢物なのである。


……と言ったら京都追い出されるかなぁ。

言ってみようかなぁ。


かえりた〜い。

かえりたくな〜い。

かえりたくな〜い。

そうだ、呪殺しよう。

やり方知らんけど。


――子供達を知り合いの商人に預けて(養育費込み)、

帰ってきました中務。

帰ってきてしまいました。


考えたんですが、ここを合法的に抜ける方法思いついちゃいました。


そうだ、出家しよう。

実はこれ、合ってたんですよね。家出じゃなくて。


――そして。



天皇、遍照金剛に「空海」の名を授ける。


満濃池の改修を終え、京都へ戻った遍照金剛は、

中務省の務めを果たしつつも、

心の奥に静かな炎を抱えていた。


その炎は、かつて高野の山で張った結界のように、

揺らぎなく、しかし確かに広がっていた。


遍照金剛が御前に進み出ると、

天皇はその気配を察したかのように言われた。


「そなたの顔つきが変わったな。

 高野の山を得て、結界を張ったあの日から、

 何かを決めたように見えていた。」


遍照金剛は深く頭を垂れる。


「恐れながら申し上げます。

 この身、もはや官の務めに留まるよりも、

 法を修し、理を求め、

 民の苦を断つ道へ進むべきと悟りました。」


天皇は静かに息をついた。


「止めよと言っても、そなたは止まらぬのであろう。

 高野の山を託した時から、余は薄々感じていた。」


遍照金剛は黙して頭を下げる。


天皇は続けた。


「ならば行くがよい。

 山でも、海でも、空でも。

 そなたの歩む道を、もはや誰も妨げることはできぬ。」


その声には、惜別と祝福が同居していた。


「ただし――」


天皇は柔らかな笑みを浮かべた。


「たまには宮中にも顔を見せよ。

 そなたがどこまで行くのか、余も見てみたい。」


そして、ゆっくりと名を授ける。


「そなたの心は空のように広く、

 そなたの理は海のように深い。


 ゆえに――


 今日よりそなたを『空海』と呼ぶ。」


遍照金剛は深く、深く頭を垂れた。


「……ありがたき御名、身に余ります。」


こうして、官人・遍照金剛は官を離れ、

求道者・空海として歩み始めた。


――いやふうぅぅぅぅぅ。

テンションまっくすだぜええええ。ふぅー↑


というわけで、今日この時この場所より

金剛遍照:空海と名乗りますわ。イエィ。


あー、京都の町をここまで澄んだ心で歩けた時はあっただろうか。

いやない。


まず、おっさん(知り合いらしい)の所いって、

寺戻ったらコーヤーさん行かねばな。


なんつうか、マイハウス含め全部投げっぱだしな。


――ここが私の(忍者)ハウスね!


ヨシッ。


幼女と世話役を放り込んでおこう。がんばれ。


さてと、丸投げしっぱだった金剛峯寺はどうなってるかなー。


おお、寺だ。オテラDA。


ここを(密教修行の)キャンプ地とする!


ヨシッ。



空海(名前)げっとだぜ。


次回 第三十一話

またカンチョー

またまたカンチョー

そしてせまりくる過去の遺跡

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