第二十六話 前話のタイトル全然回収してないから今回もソレでおなしゃ 改修作業だけにな★
【居酒屋「炎のあと」
不動明王たちの悲喜こもごも】
不動A(足場担当)
「いやぁ……今日も呼ばれたな。
日雇い派遣って聞いた時は正直どうかと思ったけどよ……
最近は、あの“ヨシ”がクセになってきたんだわ。」
不動B
「分かる。あれ、なんか背筋伸びるよな。
遍照金剛の“ヨシ”って、普通のヨシじゃねぇんだよ。
魂に響くっていうか……安全確認の概念が変わる。」
不動C(重機動線担当)
「でもよ、俺ら……神だぞ?
なのに現場じゃ“安全確認のおじさん”扱いだぞ?」
不動A
「お前、今日も言われてたな。
“そこのおっちゃん、バックホーの後ろ見てて〜”って。」
不動C
「おっちゃんてなんだよ……
俺、明王だぞ……?」
不動B(資材担当)
「しかもよ、毎日5体ずつ召喚されるだろ?
全体で20体いるからローテは楽なんだけど……
召喚される瞬間のあの“点呼感”がなんか嫌なんだよ。」
不動A
「“東、足場担当、来たれ”って呼ばれると、
なんか……出勤のチャイム聞いた気分になるよな。」
不動C
「しかも帰る時、完全に“現場上がりのおっさん”だしな。
炎に戻る瞬間、腰が痛ぇんだよ。」
不動A
「あとさ……他の神々からひそひそされてんだよな。」
不動B
「“明王なのに日雇いらしいぞ”とか、
“安全確認マンに落ちぶれたらしい”とか……
聞こえてんだよ、全部。」
不動C
「でもよ……遍照金剛の気持ち、分かるんだよな。」
不動A
「遍照金剛、あいつ本気なんだよ。
この池を守るって、命かけてんだよ。
俺らも呼ばれたからには、ちゃんとやりてぇんだよ。」
不動B
「今日も人足の兄ちゃんがさ、
“明王さん、ありがとうな”って言ってくれてよ……
あれ、ちょっと嬉しかったんだよな。」
不動C
「分かる。
ミスがなかった時のあの安堵感……
なんかクセになってきた。」
不動A
「最初は“なんで俺らが日雇い派遣なんだよ”って思ってたけどよ……
最近は……ちょっとワクワクしてんだよな。」
不動B
「明日も呼ばれるかなって?」
不動C
「呼ばれたら……また“ヨシ”聞けるしな。」
(全員、笑いながら杯を合わせる)
不動明王たち
「明日も無事故でいくぞ。
――ヨシ。」
建設重機、それはロマンの塊。
次回 第二十七話
秘密道具って聞くと どら焼きたべたくなるよね
だっておじさんだし




