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空海と筆 〜真言宗始まってました〜  作者: moca


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第二十話 弟子の反乱?パワハラなの?逆パワハラでしょ? げに恐ろしきは人の縁


けんかをやめて〜

よにんをとめて〜

わたし〜のために〜

あらそ〜わないで〜

もう〜こ〜れ〜い〜じょ〜


……おいまじでいいかげんにしろよ(マジオコボイス)


人間は3人集まれば派閥ができるとはよく言ったもので、

まあここにいる人間、それぞれが


・誰それの推薦だの

・どの宗派から来てるだの

・どの貴族の紐付きだの


ああああああああああ(絶叫)


で、今回の騒動の理由は?

はい、そこの君。


弟子A「この法典の解釈は三密の調和を前提としており〜」


弟子B「だから違うのだ、それは胎蔵界の理趣からすれば〜」


弟子C「そもそもだ、金剛界の□□を無視してはならぬ〜」


弟子D「………ちくわ大明神」


なんか最後変なのいなかったか?

ふむ。

何言ってるかさっぱりわかんね。

もうやだおじさん帰る。


で、何が言いたいんだ?


弟子ABCD「わたくしめに奥義をなにとぞ」


なんでこいつら、こういうときだけ意見一致するんだろな(遠い目)


ちょーっと最近ここ、風紀的なアレコレもなあ。

どの派閥にいるから〜とか、貴族様がどう言っていた〜とかさ。


なんというか、人間臭くていかんな。

あーめんどくせぇなあ。もうやだなぁ。


筆ちゃんなんとかならん?

おれやってもいいけど、大問題になりそうよなあ。

首切り(真)で。


筆「わたしにイイ考えがある」


おい、そのネタ、ネタ的に失敗しか見えんが大丈夫か?


筆「大丈夫だ。問題ない」


それもぉぉぉぉぉぉ。


まあ筆ちゃんだしいいか。

それじゃあ、やってみよぉ〜。


──というわけで。


君たちには、それぞれ


・常陸の国

・下野の国

・会津の国

・下総の国


それぞれの国の孫寺──本寺の流れを汲む密教寺院だ。

そこに行って口訣の写本をしてくるよろし。


まあ 行けば十年は行法に明け暮れることになるが、な。


いいでおすな?

君たちの返事は聞いてない。


ああ、断るのは自由だ。どうぞ断ってくれ。

その場合、ここに居場所はないけれどね(微笑)


いやひでえな俺。

いや鬼だな俺。


やらせてんのは筆ちゃんだけどな。


──というわけで、大多数が、しかも派閥だの紐だのうるせえやつらがいなくなった!


よし、毎日が静御前。

密教の修行しよ(昼寝)


筆「弟子が追い出された等の噂話が出る前に、何か本でも出して世論をずらしておきましょう」


筆ちゃんが言うならそうなんだろうけど、何書けばいいの?

ん?筆ちゃんが書いてくれるの?

そう、わかった。


でで〜ん。完成しました。


**弁顕密二教論**


なんだこれ。なんて読むんだろね?

タイトルですでに全俺が負けてる。

くっ、ころせっ。


筆「これで世論はしばらく密教の話題で持ちきりですね」


ふむ 印税はいるかなぁ



筆「それと筑紫の寺院から救援要請です」


なんぞ?金貸して?かな?


なるほど。

ん〜〜、俺の金貸すのはなんか違うんだよなぁ。


よし、あの手でいくか。


遍照「赤い羽根の募金にご協力くださ〜い。

筑紫で困ってる人々のために、ご協力お願いしまーす」


からの〜


遍照「貴族様ぁ、困ってる人を救済するとぉ、名声あがりますよぉ。

いまならぁ、このヘンジョーも一緒に〜、いろいろとぉ〜」


よしよし。

じゃあこのお金を送ってっと。


いい事したあとは気持ちいいな。

こんな気持ちなら世の中争いなんてなくなる……なくなんねぇなぁ。

だって人間だもの。


筆「(早急に安住の地を作る必要性があります……)」


胃痛、それは社畜の永遠の友である。


次回 第二十一話

ここがあの有名なハウスね(二回目)からの

マイハウスここに決めたわ

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