第十一話 遭難しました そうなんですか? お寺どこですか そこになければないですね
海よ俺の海よ
大きなその愛よ
男の想いをその胸に抱きとめて──
お願いたすけてえええええ!
はい、どうも。遍照です。
現在進行形でタイタニックしてます。
事件は会議室で起こってるんじゃない。
海上で起こってるんですううううう!
はい、ごとうさんれっとーのふくなんちゃら島に
遭難しました。そうなんです。
なんていうか……
「帰国した!」って思ったら、まだ着いてない感ぱねえな。
んでもって、なんか偉い坊さんと勘違いした地元民に
「ここ寺ないんですよね、なんとかならん?」
みたいなこと言われたので、
「そこになければないですね」
って返したら、一緒にいた偉い人(チャイチャイで役に立たねえと思ってた人)に
ガチで怒られた。
「じゃあお前がどうにかしろよ」
ってキレた若者が俺でも全俺が許す。
まあ kwsk って聞いたら、
“航空菩薩”とかいう──なんだろ、自衛隊の神様かな?
が祀ってあるとこがあるらしくて。
ちょっと行ってみようかな、とか思ったり。
──逝ってみました。
虚空菩薩でした。
誰だよ嘘ついたの。
でもまあ、これ大変な貴重な物ですね。
いい仕事してますねえ、と言ったら、
「大事に祀るから寺の名前つけてくれ」
と言われたので、
「航空菩薩隊駐留寺とかどうよ」
って言ったら、筆ちゃんに
「いいかげんにしろよおまえまじで」
ってキレられたので、真面目に
「なんたらの星となんたらの星がめぐりあう素敵ななんたらで
明星院と名付けます」
って格式張って言ってやったぜ。ほめて。
まあそんなこんなで島から大脱出して、
やってきました──博多の塩。
あれさ、伯方なんだよね。
ぱちもんかよおおって思った俺わるくないよね。
んでまあ、太宰治府に行ってさ、
「天神さまのお通りじゃ~」
って言ったら、
ナニイッテンダコイツって目で見られてさー。
しかも“治”いらねえとかどんな罠だよな。
さらにさらに、
天神様──つまり学問の神様──まだいねーとか。
超わろすwww
筆ちゃん「なにわろてんねん」
いねーのに気がつかねーでさー、
梅の木とか探し回っちゃった ze。
探す理由に
「天神様がなー」「学問がなー」
とか言っちゃったから、
あとでどうなるかは知らね。
遍照金剛に意があるなら申してみよ(キリッ)
んでさー、一応形式として京都へメルメルしたらさー、
「20年行ってくるのに2年で帰るとは何事だ」
みたいなこと言われて、
「京都にあと3年は入るべからず」
とか言い出してさー。
なんつーか、あほだよなあ。
──あーーーーーひまだーーーー。
いや、やることはいっぱいあるんだが、
やりたくねえしなあ。
ふでちゃーん、なんかして遊ぼーぜー。
筆ちゃん「京に入ってはいけないだけで、
ここにいろという話でもありませんし、
すこし旅してみます?」
第十一話
遭難しました そうなんですか?
お寺どこですか そこになければないですね
おわり
四国エエとこ一度はおいで。
次回 第十二話
四国って おれの(元の)生まれ故郷らしいぞ 知らんけど
四国って長方形じゃなくてひし形だよね




