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空海と筆 〜真言宗始まってました〜  作者: moca


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第九話 真実は一つだけ ただし見る人の目が曇ってるとなあ(白内障)  裁判は恨みも買うのよ


死神の子供名探偵は言いました。


「真実はいつもひとつ!」


──真実が真実とは限らないんだよなああ(令和脳)


はい、現在起訴されてるかもしれない佐伯の

遍照金剛(禁句)です。


事の起こりは──

13の珍品を俺が譲り受けた後、

あの爺様がガンダーラに旅立ってしまったのです(比喩)


いや旅立ちはいいんだよ。

濁すなああああ。

ぐっちゃぐちゃじゃねえか。


先輩弟子がいるという話はしたと思いますが、

高弟と呼ばれるのが4人いましてね。


この人たちはいいんですよ。人格者でもありますしね。


まあ、ちょっと熱くなると剣振り回したり、

二つ名に地名入れちゃう痛い人だったり、

酔うと全裸になる人だったりしますが。


みんないい人です(死んだ目)


問題は──

寺の関係者と、申し訳ないけど遺族の方ですね。


具体的にはご子息の息子さん、つまり孫さん。


まあ、この方々が

「残された遺産を巡って」

って形なのですわ。


ひっじょーにめんどくさい。


なんですの儒教って。

なんでこんなに揉めるの。

仲良く分けろよまじでさーーー。


そして何が起こるかというと──


爺様の葬儀なのに、

コメント出すの俺に押しつけんなああああ。


なんていうかさ、

みんなよそ者の俺だからって扱いひどくねえかなぁ。


まあ背景わかるから言わんけどさああああ。


そして始まる、

俺の応援勝ち取り合戦。


やめろよ。

私で争わないで~。


と逃避してたらね、

なんか俺の前で当事者の二人──

寺代表と孫──がにらみ合ってますよ。


その後ろに総勢600人の武装兵がな。

もうアホかと。


で、この遍照金剛に

「裁定しろ」

と申すのよ。


孫が

「半分に好きなように分けて」

寺が

「好きな方を先に取れ」


っていう、あのとんちを話したらさ──


双方が怒ってさああああ。


どうしろってんだまじでえええ。


どうにもならないので、現在逃走中です。


いや、挨拶回りとかちゃんとしたよ。

(偉い人が)


第九話

真実は一つだけ

ただし見る人の目が曇ってるとなあ(白内障)

裁判は恨みも買うのよ

おわり




エスケープって言うと逃走より逃げれそうな気がするよね。


次回 第十話

逃走中 上海まで逃げ切れ

逃げたところで船はねえけどな

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