60:皇居勤め(初日)ですわ
不気味なくらいトントン拍子で皇居の雑用メイドとして雇われる事が出来たのですが、これから配属先に向かうという事で専用のメイド服に着替えて担当エリアを歩いていたらその広さに圧倒される事となりまして……もと居た世界の皇居もぐるりと一周するだけで一時間近くかかっていましたし、それに国会議事堂や付随する政治的な施設まで合体させたような場所なのでこの広さも仕方がない事なのかもしれません。
(これはなかなか…骨が折れそうですわ、魔法が使えたら一発ですのに…目立つ訳にもいかないというのが面倒くさいですわ)
実物を目にするまではものの数時間もあればノアさんの人形を見つけ出せるのではないかと考えていたのですが、この広さでは考えを改めなければいけなくて……。
「おい、早くしろ!これからディーター様…お偉い近衛騎士団長様に会いに行くのだからな、何かしらの粗相があってからでは遅いのだぞ?」
なんてキョロキョロとしていたら道案内をしてくれている面接官だった小太りの中年男性が怒鳴り声を上げていたのですが……この人はこの人で私の胸とかお尻を見ながらニヤニヤと鼻の下を伸ばしていますし、よからぬ事を考えているのが丸わかりすぎて嫌になって来ますわ。
「…申し訳ありません」
それでも波風を立てないようにと頭を下げるのですが……面接の後に着替えさせられたメイド服はヘッドドレスに肩フリルつきの裸エプロンみたいな格好ですし、太腿を覆うサイハイソックスに踵の高いハイヒールというどう考えても雑用に向かない恰好というのが謎ではあるのですよね。
(相変わらず変わった制服を着る事になりましたし…横や後ろからだと丸見えになっているのが気になってしまいますわ)
しかも生臭い匂いが漂う廊下を歩いているとぷるんぷるんと揺れるおっぱいやお尻に向けられる不躾な視線を感じて火照ってきてしまいますし、通り過ぎる人達が口笛を吹いたり良からぬ事を考えているような気配がしまして……因みに踏み入る事になった中央区では魔法が使えなくなる結界が張られていたのですが、その影響を受けてチリチリとしているのも嫌な感じですわ。
(見られている事には慣れていますが…こうもあからさますぎますと、ムズムズしてきますし)
正確に言うと大規模な魔法が使えなかったり魔物除けの魔法が発動していたりしている感じなのですが、幽霊であるノアさんが実体化出来ないのはそういう結界に便乗する形で幽霊用の結界が張られている事が原因なのかもしれません。
そういう結界が無ければ探知系の魔法で一発だったのかもしれませんが、大規模な魔法でゼブルスの封印が破壊されても困った事になりますし、サーチ系の魔法が使えたら要人の暗殺なんかもお手のものになってしまうので色々と対策されているのでしょう。
「まったく、お前ほどの器量があれば多少のお目こぼしを受ける事が出来るのかもしれないが…生きたまま魔物の餌にされたり魔物達の子を永遠と孕ませられ続けるのは嫌だろう?」
なんて事を採用担当者が言って来たのですが、わざわざ注意をしなければいけないという事は日常的に非道すぎる行為がおこなわれているという事でして……。
『わかっているとは思いますが…下手な動きをしたら尋問という名のお仕置きが待っているっすからね、抑えるんっすよ?忍び込んでいるのだという自覚を持って行動するのがコツっす』
頭の中に直接響いて来るノアさんの忠告に対して「はい」と短く返事を返しながら心の中で舌打ちを百回くらいしておくのですが、不幸中の幸いは首輪状態のノアさんとお喋りする事が出来る事で……魂が引かれ合うとかなんとかで『何となくあっちの方向に人形があるような気がするっす』という大雑把な場所もわかっているので徐々に候補地を絞っていく事にしましょう。
(わかっていますわ、少しばかり視線が気になりますが…ちゃんと我慢出来ておりますでしょ?それより本当に治安が終わりまくっておりますのね)
というのも皇居では真昼間だというのにあちらこちらでおっぱじめている人達がいまして……仕事とか役職とかがどうなっているのかと問い詰めたくなるような有様だったのですが、採用担当官であった小太りの男性がニヤニヤと笑いながら身元不明な私達を雇用するような有様では先が長くないのかもしれません。
『まあ…帝都に残っている連中なんてどこもこんな感じっすよ?』
なんてどこか遠くを見つめるようなノアさんが諦めの気配を漂わせていたのですが、本当に碌でもない連中ばかりで嫌になってきますわ。
「しかし…アリス、だったか?騙されたのか給金につられて来たのかはわからんが、わざわざこんな時期にメイドなんぞに…お前にその気があったら俺が養ってやってもいいんだぞ?」
本名では不味いという事で偽名を名乗る事にしているのですが、助けてやろうか?なんて言わんばかりに肩を抱いて来たかと思うと自慢の巨乳に手を伸ばしてきたのですが……。
「ちょ、ちょっと…何をしておりますの!?まだ、真昼間で…んっ、こんな所で…おふざけが過ぎますわ!」
強く振り払う訳にもいかないと耐え忍んでおりますと、脂ぎった手でおっぱいをグニグニと弄り回してきまして……本当に最悪すぎますわ!
「だ、だから…胸は、イっ!?やめ…っ、本当に弱ぁ…ふあっあっあぁあっ!?」
『ちょ、ちょっと、アリシアが気持ちよくなったら僕の方まで気持ちよくなっちゃうんっすから、もう少し耐え…てっ!?』
(し、知りません…わ、文句があるのならコイツを何とかして…ください!)
嫌がる女性を無理やり押さえ込む事に興奮するタイプなのかニヤニヤと笑っている男性が頬を寄せて来たかと思うと匂いを嗅いでくるのですが、嫌悪感が強すぎて鳥肌が立ってしまい……脂ぎった体臭と生暖かい体温が嫌すぎますわ!
「おお、ちょっと触っただけでこんなに濡れるとは…もしかして給金目当てじゃなくてコッチが目的だったのか?」
「ち…ちがっ、だからっ!おっぱい…とか、乳首…をカリカリ、んあっ、扱いたら…駄目、ですわ!?」
鼻息が荒くなる男の方に下着を撫で上げられると誤魔化す事が出来ないレベルの湿り気を帯びていまして……溢れて来た聖乳が染みて来ているのも恥ずかしすぎますし、その様子をじっくりと観察されているのも嫌すぎますわ。
「ひひ、騒いでも良いが…他の連中に聞かれたら大変な事になるぞ…いいのか?他の連中は俺ほど紳士じゃないからな?」
なんて事を言いながら近くのヤリ部屋を顎で示すのですが、このように人員の募集に応じてきた女性達を手籠めにするという悪辣非道な行いが日常的に行われているようでして……あまりにも酷い仕打ちだと睨みつけてみたのですが、案内役の男性はニヤニヤとしている嫌らしい笑みを崩す事がありませんでした。
「最低で…って、ひッ!?下着がいきなり動いて…んんっ、な、なんですの!?」
「おー…怖い怖い、ただ口と態度には気を付けるんだな、お前が着ている服は特別製で…上の人間には逆らえないように出来ているんだよ、だから俺がこうやってちょっと命令を出してやるだけで…」
「んひっ!?」
いきなり女の子の弱点を摘まみ上げられたような刺激が走ったかと思うと腰が浮いてしまったのですが、バランスを崩したところを支えるように抱きかかえられると嫌悪感でゾワゾワとしてしまい……。
「おっと、いきなり倒れ込んできたりしてどうしたんだ?もしかして待ちきれなかったのか?」
「違い、ますわ…これは…はっ、あっ…だ、だから、一旦動かすのを止め…止めてくださいませ!?」
この人が命令を出すたびに穿いている下着が気持ちの良い所をクリクリしてきて身体が震えてしまいますし、好き勝手に弄り回されているという事に対する怒りや恥ずかしさで色々なものが乱高下してしまったのですが、とにかくこの場を上手に切り抜けないと大変な事になってしまいそうですわ。
「喘ぎ声を聞いているだけでチ〇コがバキバキになってきちまうぜ…点数稼ぎの献上品にしようかと思っていたが…気が変わった、まずはどういう具合なのかを確かめてやらないといけないからな、俺様が使ってやるから有難く思うんだな」
「ちょ、ちょっと…待ちな…さい、本当っ、ふあぁっ!?」
こんな最低な奴にいかされるのは嫌すぎたのですが、蠢く下着が私の反骨心を揉み解していってしまい……。
(割れ目をくちゅくちゅされながら、おっぱいを乱暴にされたら…ッ!?またイ…イって…)
ビクンビクンと身体を震わせて脱力している間にそういう目的の為に整えられた小部屋に連れ込まれてしまい……ベッドに腰をかけた男性がズボンを下ろしながら粗末な一物を取り出してきたのですが、ボロンと出て来たアンジェリカの半分程度のモノに目を丸くしてしまいました。
『えっと、先に言っておきますが…アンジェリカのが規格外にデカいだけで…この人のも十分程度には大きいんっすよ?』
(わ、わかっていますわ…別にこの人のが小さいとかは言っていませんし)
なんてノアさんと言い合っていたのですが、目の前の男性から見たら私がフリーズしていたように見えたのか勝ち誇ったように笑っていました。
「どうやらあまりの大きさに驚いて声も出ないようだな…それじゃあまず、そのご立派な胸で気持ちよくさせてもらおうか?」
言いながらローション替わりか何かのように灰色のドロドロをチンコに垂らしていたのですが、これが噂の慈悲の灰とかいう怪しいお薬でしょうか?
「誰がそんな事を…おぅんっ!?っと、わかりました、わかりましたから、下着をウニョウニョするのは止めてくださいませ!」
とにかく灰色のドロドロからは嫌な気配が漂って来ていたのですが、口答えをすると下着が蠢いてしまい……ここで騒ぎを起こして逃げ出さなければいけなくなったら面倒くさい事になりそうですわ。
(警備を増やされしまうのかもしれませんし、ノアさんの人形を奪い返す機会が無くなってしまったら大変ですわ)
百歩譲るどころか目の前の男性をどのように処せばいいのかと本気で悩みながら臭っさいチ〇ポを凝視していたのですが、ここはノアさんの為にも隙を窺うべきなのかもしれません。
『アリシア…』
(仕方がありませんわ、こういう事態に陥る事も少しくらいは考えていましたし、その…男性の方は一回出したらスッキリするものだと言いますし?)
アンジェリカの場合はそこから何連戦とかいう戦いが始まるのですが、ごくごく普通っぽいこの人の場合は1回2回出したらスッキリしてしまうと思いますし、臭っいチ〇ポに掛かっている灰色のネバネバを舐め取ってしまないように気を付けながら相手を気持ちよくしてあげる事にしましょう。
(搾り取ってしまえば私の勝ちで…んっ、物凄くヌメヌメしますわ、それに熱くて)
神躯のせいで胸全体が性器のようになっているので挟んで扱き上げるだけでゾワゾワとした刺激が首筋を伝って痺れて来てしまうのですが、今は我慢するしかありませんわ。
「おお、すごい乳圧だ、これなら…って、おい、ちょっと待て、待っ…なんだ、この乳は!?おっ、おぉぉおおおおおっ!?」
「ッ!?」
なんて事を考えながらアンジェリカにしてあげているように聖氣を込めながら肉棒を扱いてあげておりますと、いきなり男性が素っ頓狂な声を上げながらビュルルルと〇液を噴き出し後ろに倒れてしまい……一体何が起きてしまったのでしょう?
『えっと、いくらムカつく奴だからって初手でやりにいかなくても…』
「ち、違いますわ、この方が突然白目を剥きながら倒れて…死んで…いません、よね?」
訳が分からなさすぎたのですが、ベッドに敷かれているシーツで飛んで来ていた〇液を拭き取りながら男性の様子を確かめてみるとどうやら気絶しているだけのようでして……。
『腹上死っすか?』
「そんな馬鹿な事、少し扱かれたくらいで…灰色の液体を大事な所にかけてしまった影響でしょうか?」
『う~ん、僕の勘だと両方に問題があったように思えるんっすけど…こんなモノに扱かれても平気なアンジェリカって凄かったんっすね』
「それはどういう…とか言っている場合ではございませんわ」
普通の人だとアンジェリカのご立派過ぎるモノに耐える事ができないとかいう話でしたし、いくら万能な女神の聖氣といっても“搾り取る”事を考えながらのパイズリだと大変な事になってしまうという事なのでしょう。
「仕方がありませんわ、こうなったら切り替えていきますわよ」
こういう事をするための部屋なので人払いがなされていたのですが、様子を見に来た人達に見つかるとややこしい事になりますし……この人が目覚める前に動き始めた方がいいのかもしれません。
『そんな行き当たりばったりな…見つかったらどうするつもりなんっすか?』
「見つかったら見つかった時と言いますか、迷子のフリをするとか…案内をしてくれていた人が急に倒れてしまったので助けを呼びに行こうとしていたとか…とにかくそういう事にしておきますわ」
勝手に動き出されても困るので下着を履き替えておいたのですが、こんな所で悩んでいても仕方がないので行動あるのみですわ!




