表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
探楽~探偵稼業は楽じゃない~  作者: 飛鳥 進
第四話-嫉妬

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

97/132

嫉妬-26

「ありがとうございました」


 修飾泰子はコウキとナオに礼を述べ、帰路についた。


「良いんですか?行かせちゃって」ナオは不安そうに言う。


「行かせて自由にさせた方が良いね」


「そうなんですか?」


「じゃ、俺達も仕事に戻ろう」


 コウキはそう言って、警視庁庁舎へと戻る。


 釈放された修飾泰子は、買い物に来ていた。


 スーパーで食材を購入し、どうやら自炊する気みたいであった。


 修飾泰子は会計を済ませ、まっすぐ家に帰っていった。


「怪しいところありませんね」


 ナオが運転する横でスマホゲームに興ずるコウキに伝える。


「そだねぇ~」


「そだねぇ~って。コウキさんが尾行しようって言い出したんですよ?」


「うん。言った」


 相も変わらず無責任な奴だ。ナオはそう思いながら、修飾泰子の自宅近くに車を停車させた。


「で、どうするんですか?これから」


「う~ん」


「このまま車を止めていると目立ちますよ」


「うん。う~ん」コウキは眉間に皺を寄せ考え込む。


 ナオはこれ以上言ったら、考えの邪魔をすると思い黙る事にした。


 それから二、三分した後、コウキは「あ、そういうことか!」と口を開いた。


「何か思いつきましたか?」


「いや、ほらっ、これ。回収ボックスを増やせば回収できてゲームクリアだ!」


 そう言うや否や、ナオに思いっきり耳を引っ張られるコウキ。


「痛たたたた」


「痛たたたたじゃありません。何してるんですか?」


「ゲーム。ゲームっ!」


「仕事してくださいっ!!」


「しますっ、しますから・・・・・・」


「で、どうするんですか!?」


「は、はい。それは」


「それは?」


「これから考えますぅ~」


 ナオは心の中で「ダメだこりゃだな」と呟くのだった。


 そして、深夜。


 ナオは運転手席でグースカ寝ている。その横でスマホゲームを興じるコウキの視線の先に変装をして家を出ていく修飾泰子の姿があった。


「さ、行きますか」


 ナオを起こさないように車を降車し、尾行を開始するのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ