嫉妬-22
「それで、どこで何してたんですか?」
ナオは焼きそばを食べるコウキに質問した。
「うん。ちょっと、調べ物をしにね」
「調べ物ですか?」
「そう。調べ物」
「それで、何か分かったんですか?」
「分かったからここにこうして居るんだよ」
「教えてください。何が分かったんですか?」
「聞きたい?」
「はい」勿体ぶらずにさっさと教えろと思うナオ。
「デヴィッドなんだけどさ、あいつ、横浜に宿泊していた」
「は?それだけですか?」
「は?はないんじゃない。は?は」
「そう言いたくなります。本当にそれだけですか?」
ナオはコウキとの距離を詰めて、問う。
「そ、そんだけだよ・・・・・・てか、近いな。あ、青海苔ついてるよ」
ナオの歯に青海苔が付いていることを指摘するコウキにナオは鬼の形相になる。
「そ、その顔は怒ってるね」
ナオは黙って頷く。
「ははは。怒っちゃや~よ」
「怒らせることしないでください」とドスの聞いた声を出すナオにコウキは戦々恐々とする。
「ほらっ、怒るとホルモンに良くない。うん、良くないな」コウキは脂汗を掻きながら一生懸命に誤魔化す。
「誤魔化したって、ダメです」
「もうっ。怒んなくても良いじゃん!ちゃんと、宿泊先調べたんだからっ!!」
ついには開き直るコウキにナオは呆れたといった感じのため息をつく。
「そんな落ち込むことないじゃない。今現在、潜伏してる場所だよ」
「それを早く言ってください!!」
ナオは勢い良く立ち上がるとコウキの腕を引っ張って、詳しい場所も聞かずに行動を開始するのであった。




