嫉妬-14
「何、喜んでるんですか?」ナオは呆れながら、警棒をシャッと引き伸ばし戦闘準備に入る。
「これを喜ばずと言わずに何というのよぉ~」
コウキはそう言いながら、最初に応対した強面の男にドロップキックをお見舞いする。
それが開戦の火蓋になった。
「お、お前らぁ!!!」床に倒れた強面の男は仲間の強面の男達にコウキとナオを倒すように促す。
強面の男達は、自分の拳、木刀、金属バットを武器にコウキとナオに襲い掛かる。
最初にナオに木刀が振り下ろされるが、ナオは警棒でそれを受け止めみぞおちに蹴りを叩き込む。
コウキには拳が振り下ろされるのだが、コウキはそれを躱し顔に回し蹴りを決める。
「甘い。甘い」そう言うコウキの背後に金属バットが振り下ろされる。
「コウキさんっ!危ない!!」
ナオのその一言で、コウキは懐から愛銃コルトMK.ⅣSERIES80を取り出し金属バットを撃つ。
カーンっという音とともに金属バットを持った男は驚いた拍子にのけぞり、その瞬間、コウキのカウンターパンチがお見舞いされる。
その間もナオは警棒を武器に男達をダウンさせていく。
そして、コウキの「全員動くなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」でその場に居た全員の動きが止まった。
コウキは最初に倒した強面の男を人質に取っていた。強面の男のこめかみには、愛銃が突き付けられている。
「こいつの頭を吹っ飛ばされたくなかったら大人しくする事だ」
「・・・・・・」
強面の男達は、動きを止める。そして、コウキの方に視線を向ける。
「よぉ~し、良い子達だ。大人しくするんだ、ベイビー」
「何がベイビーですか・・・・・・」ナオは呆れかえり手で顔を覆う。
「で、チミ達はヤ~さん?それとも半グレ?」
コウキは銃グッとこめかみに押し当てながら、強面の男に質問した。
「お、俺たちは」
「俺たちは?」
「ヤクザと半グレの集まりです・・・・・・」
「あらまぁ~」
そこからコウキの質問は続いた。




