嫉妬-7
それから、コウキとナオは犯人が乗っていたバイクの足取りを追っていた。
だが、手掛かりが少なく苦戦していた。
「見つからないねぇ~」
コウキは吞気にそういう事言うのでナオは少しイラッとする。
「無責任な事言わないで、ちゃんとやってくださいっ!」
「え~ちゃんとやってるよぉ~」コウキは子供のように答える。
ナオは反論しなかった。
「どこに居るんでしょうかねぇ~」
陽気なコウキは周囲をきょろきょろと見回す。
「そんなことしても、見つからないですよ」
「だねぇ~」
「コウキさん。真面目に探してます?」
「探してるよぉ~」と言いながら、コウキはフラフラぁ~とコンビニに入っていく。
「コウキさん?」
ナオは視線を外したばかりで居なくなったコウキを探す。
コンビニに入ったコウキはというと・・・・・・
バックヤードで防犯カメラ映像を見せてもらっていた。
「すいません。停止させてください」店員に指示を出す。
「はい」
店員は言われた通りに動画を停止させる。
「ちょっと、すいません」
静止画を写真に収める。
「あの、データ貰えますか?」
「はい」店員はコウキが渡したUSBに防犯カメラ映像のデータを入れる。
「どうぞ」
「ありがとうございました」
コウキは礼を述べコンビニを出ると、ナオが鬼の形相で待っていた。
「は、はぁ~い」
「ハァ~イ」ナオはそう言いながら、コウキに蹴りを食らわすのであった。




