爆炎-26
「本当ですか!?」驚くナオとは対照的に横で冷静に話を聞くコウキ。
「ああ、音声データを聞くか」
赤木管理官は部下に指示を出して、音声を再生させる。
“どーも、間抜けな警察さぁ~ん。今度の爆破予告をしちゃいまぁ~す。ヒントは作ったばかりなのにすぐ乗れる乗り物でぇ~す。じゃあねぇ~”
そこで、通話は終了した。
「随分と挑発的な・・・・・・」コウキがそう言うと同意するようにナオと赤木管理官は頷く。
「気になるのは、作ったばかりなのにすぐ乗れる乗り物ですよ」
「ナオちゃん、分かんないの?」
「コウキさん、分かったんですか?」
「うん。なんとかさんは?」と赤木管理官に話を振るコウキ。
「なんとか!?」と動揺する赤木管理官は困った顔をしながら「分からない・・・・・・」と答えた。
「マジか・・・・・・」口をあんぐりと開けて呆れるコウキに「勿体ぶらずに教えてくださいっ」とナオはコウキをしかる。
「そんな怒らなくても。ね?」赤木管理官に同情を買おうとするが、無視される。
「教えてくださいっ!!」
「分かったよ。もう乗れる。だから、モノレール」
「もう乗れるだから、モノレール・・・・・・駄洒落じゃないですか!」
「そうだよ。駄洒落だよ」
「じゃあ、次に狙われるのは東京モノレールって事か」
「だから、そう言っているじゃない。なんとか管理官」
「コウキさん、モノレールだとして彼女たちはいつ事を起こすと思いますか?」
「そんなこと俺が知るかっ」
「取り敢えず、始発の浜松町駅を警戒しよう」
こうして、浜松町駅の警戒が組まれることになった。




