爆炎-25
羽田空港のターミナルに併設されているホテルへ来たコウキとナオ。
勝浦と旭川は宿泊しているか確認したが、そのような人物は宿泊していなかった。
コウキとナオは第2、第3ターミナルに併設されているホテルにも聞き込みをしたが二人の手掛かりはなかった。
「ダメでしたね」ナオの第一声はそれであった。
「捜査ってのはトライ&エラ―の繰り返しだろ?そう言わないでよ」
コウキはしょんぼりして見せる。
「それもそうですね。行きましょうか」
ナオは車を発進させる。
「う~ん」
助手席でコウキは眉をしかめながら、こめかみを人差し指でこねくり回す。
「どうしたんですか?」
「いや、あの娘ら羽田空港を襲うって計画している訳じゃない?下見とかしないのかなって思って」
「なんで、下見なんです?」
「ほら、空港ってテロ対策してるじゃない。そんな中に爆弾を持ち込むって結構、厳しくないかなって」
「そうですね。そう言われればそうですね。どうやって、爆弾を持ち込むんだろう・・・・・・」
「さぁ?」コウキはお手上げのポーズをする。
本当、無責任な奴だなと思いながら、ナオは車を走らせるのだった。
捜査本部に帰ると、捜査指揮を執る赤木管理官が話しかけてきた。
「どうだ?そっちの方は?」
「ダメです。行方知れずのままです」ナオは正直に答えた。
「そうか。実はな、今し方犯人を名乗る人物から電話があった」




