爆炎-24
ナオと合流したコウキは、車中の中で竹塚の家で見つけた物を報告していた。
「これが何だって言うんですか?」
印刷ミスしたコピー紙を見ながら、コウキに喰ってかかる。
「よく見てよ」
「え?」ナオは目を凝らして、コピー紙を見る。
「ほらっ、ここ」コウキは指をさして教える。
渋、東京、羽の文字が書かれていた。
「これが何だって言うんです?」
「これでも、分からないの?」
「分からないって・・・・・・あ!」
「気づいたか」
そう渋の続きは渋谷駅、東京の続きは東京テレポート駅を指していることが分かった。
「この羽って文字は?」
「羽田空港だろうな」
「まさかっ」
「狙われてるのは間違いない」
「早く、彼女たち並びにオジの逮捕を!!」
ナオは車を発進させようとする。が、コウキはそれを止める。
「何で止めるんですか?」
「まぁ、待て。オジは死んでいるんだよ」
「そんな・・・・・・」
「オジの死にも疑問は残るが、彼女たちがいつ羽田空港を襲うのかそこを調べないと」
「そんな吞気な事」
「少なくとも、高跳びの準備をしている時期ではなかろうかと俺は考えているんだ」
「じゃあ、その期間が過ぎれば事を起こすってっことじゃないですか」
「そうなるね。だからさ、落ち着いて物事を見ようって言っているの」
「落ち着き過ぎてますっ!」
「あ、そう。こりゃ失敬」
「で、どうするんですか?」
「どうしましょうか・・・・・・」
コウキも次の一手までは考えていなかった。
「そうだ!羽田だ。羽田空港のホテルだ」
「急にどうしたんですか?」
「行こう。出して!出して!」
ナオは言われるまま車を発進させた。




