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探楽~探偵稼業は楽じゃない~  作者: 飛鳥 進
第三話-爆炎

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爆炎-19

 コウキに連れられ来たのは、渋谷駅のタクシー乗り場であった。


「ここで、見失ったんですよね?」


「Yeah」


 コウキは停車しているタクシーの窓をコンコンっとノックする。


 窓を開けながら、「何か?」と用件を尋ねてくる。


「すいません。昨晩、ここら辺走らせていたタクシーって今日はまだ走ってないですよね?」


「え? ああ、刑事さんか。そうだな。まだ、走ってないと思うよ。昨日は大変だったみたいだから」


「そうですか。何時頃だったら、話聞けますかね?」


「そうだな。夕方の16時ぐらいかな」


「分かりました。ありがとうございました」


 コウキは礼を述べ、別のタクシー会社の運転手から聞き込みを開始する。


 どれも夕方からしか話が聞けないというので、コウキとナオは渋谷駅近くの喫茶店へと入った。


「いや、にしても暑いねぇ~」


 コウキはおっさんみたいにお手拭きで顔を拭く。


「そうですね・・・・・・」


 吞気にお茶なんかして良いのだろうか、ナオはそう思っていた。


「あ、お茶していて大丈夫なんでしょうか?って言いたそうな顔してるね」


「そうです」


「タクシーの運転手から話が聞ければ、勝浦と旭川を追う手立てはあると思うんだけどな」


「だからって、お茶をして良い理由にはならないと思うんですけど」


「ま、そう言わずに気楽に行こう。根を詰めすぎると見失うものがあるさ」


 コウキはそう言って、アイスコーヒーを飲むのだった。

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