爆炎-16
「居たんですか!?旭川と勝浦が?」
ひと段落ついたナオはコウキから報告を受けていた。
「居た」
「で、逃げられたと?」
「そうだよ。目の前に困っている人を助けたからねぇ~」
「そうですか」この口ぶりは信じていない口ぶりであった。
「でさ」
「防犯カメラ映像が見たいですよね?」
「おお、ご名答」
「分かりました。取り敢えず、警備室へ行きましょう」
「元気だねぇ~」
「大勢死人が出ているんです。これ以上、見過ごせますかっ!!」
ナオの気合いの入りようは半端じゃなかった。
水も差せない感じだったので、コウキはナオに付いて行く。
警備室の警備員に頼み、防犯カメラ映像を見せてもらう。
事件発生時、確かに勝浦と旭川らしき人物が爆破された車両から出てくるのが分かった。
「映ってるね」
「ええ」
「でも、アレだね。オジの姿はないね」
「オジですか。前回の現場にも姿を見せてませんでしたよね?」
「だから、味を占めて今回はなんてね・・・・・・」
「そう簡単に姿を現すものでしょうか?」
「賭けてみたんだけどね。ダメだったね」
コウキの顔は本当に残念そうな顔をしていた。
「で、何処へ消えたと思います?」
暫く考えた後、コウキは口を開いた。
「オジの家じゃないかな?」
「また、オジですか?」
「そう。多分、そこに爆弾もあるんじゃないかなっていうのが、俺の推理」
「その推理、当てになるんですか?」
ナオにそう言われて、コウキは首を窄めるのだった。




