爆炎-11
「コウキさん。メイドが犯人だと思っているんですか?」
コウキは目を丸くして、「ご名答」と答える。
「なんで、メイドなんですか?」
「え?見て感じの雰囲気。探偵なんかやっていると、大体の仕事してそうな感じ分かるのよ」
「そうなんですね。ってなりませんから。そんなの当てになるとは思えませんよ」
「そぉ?」コウキは気にしないといった感じの顔をする。
「もしかして、これから聞き込みして回る気ですか?」
「ああ」
「ああって・・・・・・」ナオは頭を抱える。
「ま、犯人に繋がるか、繋がらないか。その審判を下してもらいましょう」
コウキは一人先に歩き出したので、ナオは仕方なく付いて行くのであった。
サンシャイン通りを少し離れたメイド喫茶が連なる通りに入り、二手に分かれて聞き込みを開始した。
ナオは靴底をすり減らしながら、メイド喫茶やコンカフェなどを周り女性二人の正体に近づこうと必死に聞き込みを行う。
そして、あるメイド喫茶に入ると、コウキがメイドの接客を受けていた。
「行きますよぉ~ご主人様。萌え萌えキュ~ン」メイドがハートマークを作ってオムライスに萌え萌えキューンで味を一段と美味しくさせるおまじないをかける。
コウキはオムライスを食べて「美味しいぃ~」と感想を述べる。
「美味しいですか?」
「うん、美味しい」
コウキは声がした方を向くと般若の形相をしたナオが立っていた。
「あ、はははは」
コウキは両手を挙げ降参するのだった。




