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探楽~探偵稼業は楽じゃない~  作者: 飛鳥 進
第三話-爆炎

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爆炎-8

 コウキとナオの二人は、犯人と思われる女達の顔を手土産に帰路についていた。


「ふんふふっふん」


 コウキは鼻歌を歌いながら、首都高の湾岸線から見える景色を楽しんでいた。


「コウキさん。何かあったんですか?」


「え?なんで?」


「いや、鼻歌を歌って上機嫌みたいだから」


「鼻歌を歌えば上機嫌ってことになるの?」


「違うんですか?」


「違います」コウキは座りなおすように身体を動かす。


「じゃあ、なんだって言うんです」


「それは・・・・・・教えない」


 ナオはハンドルを思わず回し、車は少し蛇行して走る。


「おわっ、あぶねー」


「すいません」ナオはハンドルを戻し、車を走らせる。


「そんじゃあ、事件の話にしよう」とコウキは提案し「見つかると思う?」とナオに尋ねる。


「そう簡単には見つからないと思います」


「そうだよねぇ~そう考えるのが普通だよねぇ~」


「何が言いたいんです?」


「いや、何でもないよ」


「そうですか」これ以上、聞いても「何でもない」や「教えない」で片付けられそうだったので、何も言えなかった。


「でさ、捜査本部に戻る前に行ってほしい所があるんだ」


 コウキはそう言って、カーナビを操作し始める。


 ナオはカーナビに従い、秋葉原へと車を走らせた。


 秋葉原に着いたコウキとナオ。コウキに連れていかながら、電気街へと訪れた。


「ここに何があるんですか?」


 ナオは質問しながら無線機専門店などを素通り、あるジャンクショップ屋の前を通り過ぎようとしていた。


 が、コウキはそこで立ち止まる。


「コウキさん?」


「よっ、久しぶり」


 コウキは手を挙げ、店主に挨拶する。


「久しぶりだな」


 店主はコウキを見て、ニカッと笑みを浮かべるのだった。

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