爆炎-6
「すいません。この女性二人見かけませんでしたか?」
ナオはコンビニ店員に防犯カメラ映像の写真を見せながら、質問した。が、良い返事は返ってこなかった。
「ありがとうございました」
コンビニを出て、外で聞き込みをしているコウキを探すとすぐに見つかった。
無視する女の子達に向かって、身振り手振りで何かを語りかけるコウキの姿があった。
「コウキさんっ!!!」
ナオは速攻でコウキに近づき耳を引っ張りながら、女の子達から引き離す。
「痛たたたたた。離してっ」
コウキの懇願を聞き入れてはもらえず、ナオはコウキを引きずって人気の少ない場所へと連れていく。
「ナンパしてたでしょ!」
「してない。してない」と答えてはいるが、目は泳いでいた。
「してたでしょ!!」
「はい。つい好みのタイプだったもんで。でも、アレだね。今の子ってガードが固いね。中々、心開いてくれない」コウキはボクシングのガードのポーズを取る。
あんたみたいな不審者に心開くバカは居ないよ。ナオはそう心の中で呟く。
「そんなことより、何か情報は聞き出せましたか?」
「あ、いや。あはははは」
「真面目にやってください!」
「はい。以後、気を付けます」コウキは敬礼して反省の意を述べる。
「頼みますよ」
コウキと別れたナオは再び聞き込みを再開した。
それから一時間近く聞き込みをしていたが、芳しくない成果であった。
これ以上、聞いても無駄かもしれない。そう思っていた矢先、コウキからメッセージが送られてきた。
“今すぐ、お台場のテレビ局へ来てくれ”と。




