爆炎-4
現場検証は連日に渡り行われた。
そして、爆弾の正体が判明した。爆弾は荷物棚に置かれていたバッグであることが分かった。
それを聞いたコウキはナオを引き連れて東京テレポート駅へと訪れていた。
「コウキさん。本当に犯人に心当たりがあるんですか?」
ナオはそう言いながら、駅の警備員に警察手帳を提示する。
「ああ、それを今から確かめるの」
コウキは応対する警備員に「お願いします」とだけ言い防犯カメラ映像を見せてもらう。
「事件当日の防犯カメラ映像です」
警備員はそう言いながら、事件当時の時間まで早送りする。
該当の時間辺りで停止させ、「どうします?」と指示を仰ぐ。
「えっと、列車が停車する所で止めてください」
コウキの指示に従い、列車が停車した所までスキップさせる警備員。
「ここからだ。お願いします」
「はい」警備員は再生のボタンを押す。
動画が動き始める。コウキは自分が乗っていた車両付近に目を凝らす。
「止めてください」
警備員はそこで動画を止める。
「この女子二人だ」コウキはナオに教える。
「え?この二人ですか」
顔は鮮明に映っていないが女子であることだけは、確認できる。
「そう。この二人の持ち物が爆発したんだ」
「なんで、分かるんです?」
「観察してたから」
「ヤバっ」
ナオに同意するようにコクリと頷く警備員。
「そ、そぉ」
コウキはそう言いながら、愛想笑いで誤魔化すのだった。




