見映-23
こうして、事件は解決した。
そして、コウキとナオはというと・・・・・・
「いつまで寝てるんですか?起きてください」
横で眠るコウキを揺り起こすナオ。
「起きてるよ。てか、犯人出てきたの?」
「出てきてませんけど。横でぐっすり眠られたら、なんか、ムカつきます」
「ムカつくって」コウキは大きな欠伸をする。
「あ、出てきましたっ」
建物から目当ての男が出てきた。
「行きますか」
コウキとナオは車を降りて男の元へと向かう。
男はこちらに気づき逃げ出してしまう。
「あ、逃げたっ!!」ナオはそう言って、すぐに追いかけるがコウキは反対の方向に走り出すのだった。
「待ちなさいっ!!!」
ナオは全速力で男を追いかる。が、中々、距離が縮こまらない。
もうダメか、ナオは諦めそうになった時、男は躓き転んだ。
「痛ってぇ~」そう言いながら、横から出てきたのはコウキであった。
「コウキさん」
「おう。手錠かけな」
「は、はい」
ナオは言われた通りに男に手錠をかけた。
「これで、残党狩りも終わりだな」コウキは痛む脚を抑えながらそう言うのだった。
コウキとナオは麻薬シンジケートの残党をその後も追い、一人、一人逮捕していたのだ。
そして、今回の男を逮捕してようやく真の事件解決に至ったというわけだ。
「じゃ、頑張ったご褒美に美味しい物でもご馳走して貰おうか」
「謹んでお断りさせて頂きます」
ナオは男を覆面パトカーに押し込め、車に乗って発進させた。
「ちょっと、置いてかないで!!」
その場に残されたコウキは大慌てで車を追いかけるのだった。
完




