見映-22
「私が道祖さんを殺したって?」
山戸は眉をひそめながら、コウキに問う。
「違います?」
「ち、違いますっ」
「ふ~ん」
コウキは白を切るんだみたいな顔をする。
「なんですか?何か証拠でもあるんですか!?」
そう言われたコウキはナオに合図をする。
ナオはそれに従いある写真を出す。
「これは?」
「この写真、道祖さんが殺された現場近くのコンビニで撮られた防犯カメラ映像の写真です」と説明する。
「それが?」
「これ、ここに映っている人。あなたですよね?」
そこには店の前を道祖と歩く山戸の姿が映っていた。
「そして、これが30分後の写真です」
次に見せたのは、山戸一人だけが映っている写真であった。
「山戸さん一人だけですよね?道祖さんはどうされたんですか?」
「別れたんです」
「別れた?いつですか?」
「それは・・・・・・覚えてません」
「因みになんですが、死亡推定時刻はこの空白の30分なんですよ」
「・・・・・・」
「でね」
「もういいです。私が殺しました・・・・・・」
山戸はそう言って、机の引き出しから血塗られたナイフを取り出した。
「気になるのは、何故、ナイフを持ち歩いていたんですけど」
「昔、ストーカー被害にあってその時の名残で」
「成程。そう言う事でしたか」
そんなので納得するのか、ナオはそう思うのだった。




