見映-17
「な、何ですか。あの人たち・・・・・・」
ナオは身構える。が、横でのんびりとしているコウキ。
「さ、行きますかっ!!!」
コウキは首を回しながら、車を降りる。ナオもそれに続いて降車する。
「お前らか?変な写真週刊誌の記者ってのは?」
中央に居る青髪の男が二人に声を掛ける。
「写真週刊誌の記者だって」コウキは肩を揺らしながら、笑う。
「コウキさんが写真なんか取るからですよ」
「え?そうなの」
「何、ブツブツ言ってんだ!!」
青髪の男がコウキに殴りかかってきた。コウキはその軽い身のこなしでそれを避けて脚を引っ掛けて相手を地面にこかす。
それと同時に連れの仲間たちがコウキとナオに襲い掛かってきた。
コウキはストレートパンチで相手の鼻を潰してねじ伏せる。ナオは高いハイキックをし、相手を卒倒させる。
思わぬ反撃に相手は動揺するがそんなのお構いなしでコウキとナオは反撃し続ける。
そして、あっという間に相手を地面に伏せさせた。
「ふぅ~」コウキは息を吐きながら、自身の心を落ち着かせる。
「こいつら何です?」ナオは息を切らしながら、コウキに尋ねる。
「何なんでしょうかねぇ?」
コウキは地面に伏した男の頭を掴み、自分の方へと向かす。
「・・・・・・」
「おい、答えろ」とコウキはそう言いながら、相手を小突く。
「お、俺達はあの店からた、頼まれたものですっ」
「何を頼まれたの?」とナオが聞く。
「あ、あんたらを追っ払うように言われたんだよ・・・・・・」
「な、割には手荒い真似するじゃない」
「それは、そっちだろ?」と男はそう答えて地面に顔を埋めた。
「どうします?」
「仕方ない。あそこに行きますかっ!!」
コウキとナオはダーツバーへと入店した。
「いらっしゃいませ」
バーカウンターの店員が挨拶してくる。店内では、客がダーツに勤しんでいた。
「どうも、こういう者です」
ナオは警察手帳を提示する。
「警察が何か?」
「実は」
「実は、ここで薬物パーティーが開催されているって話を聞きましてね」
コウキがナオの台詞を奪って本題を切り出す。
「薬物パーティー?そんなのどこで開催されているんですか?」と店員に白を切られる始末。
「そうかい。なら、仕方ないな・・・・・・」
コウキは懐から拳銃を取り出そうとするのを、ナオはすぐに手を掴みそれを止める。
「でも、この店が薬物と関わっているってタレコミがあったのは事実です」とナオはハッタリをかます。
「そんな訳ないでしょ?令状か、何かあるんですか?」
「ありません」
その間にもコウキは拳銃を抜こうとするのを一生懸命に抑えるナオ。
「でしたら、営業妨害なので帰って頂けませんか?」
「嫌だ」コウキはそう言い放ち、ナオを押しのけて拳銃を店員に向けるのだった。




