【プロローグ】私の世界に魚食文化を普及させてくださいと女神様にお願いされてしまった!?
親父が死んだ。
親父は豪快で、かつ繊細で
みんなに慕われる漁師だったそうだ。
俺が生まれる少し前から
地元の仲間たちと養殖を初め
田舎ではなかなかの規模の会社に成長させた、凄い人だ。
俺は子供の頃からそんな親父たちと
彼らが育て上げた魚が大好きだった。
大好きな魚について学ぶため、東京に出た。
親父は歓迎してくれた。
けれど、その期待に応えることができなかった。
大学卒業後に入社した水産業者は挫折して辞めてしまい、水産とは全く関係のない場所で何とか食いつなぐ毎日。
親父に合わせる顔もなく、酒でごまかしながら日々を過ごしていた。
そんな折、大量の母からの着信が来ていた。
出てみると「お父さんが」という悲痛な叫び。
親父は交通事故に巻き込まれ、生死の境をさまよっていた。
俺が病院に駆け込んだ後
少し意識を取り戻して、俺と母に微笑んだ後に
様態が急変してあっけなく死んでしまった。
見るからに堕落した俺を
母も、親父の仲間たちも責めなかった。
葬儀の後
親父の会社に入れと言われたが、俺にはできなかった。
親父と仲間たちの頑張りを見てきたからこそ、それを引き継ぐ勇気がなかった。
現実を受け入れられず
海をぼーっと見ていると
急に強い日差しが差し込んで、目を閉じた。
次に目を開けると
真っ白いな光に包まれた空間に
今まで見たどんな女性よりも美しい人が佇んでいた。
何もかもに困惑した俺に微笑む彼女は
ものすごいスピードで姿勢を正した後
俺に土下座をした。
「お願いします!私の世界に魚食文化を普及させてください!!!」
「は、はぁ…?」
ここから俺の異世界養殖ライフが始まった。
初めて小説を投稿します。
持てる知識を駆使して、面白い作品にしてみせます!
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