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異世界も言うほど甘くない  作者: いろは箱
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第一話

異世界をこの目で見ようと建物を出るとそこには興奮せずには居られない光景が広がっていた。

角や翼がはえてる人間がいるでは無いか魔族などと言うのだろうかとりあえず興奮しない理由にはならなかった。所持金は現在10万ほどこの世界と日本の通貨が一緒でありがたかったなんなら言語も一緒でものすごく助かっている言葉が伝わらないのは一番めんどくさい。いろんな感情を抱きつつも今はこの異世界の景色を堪能しようと思う。そう考えてったのが数分前現在路地裏にてサキュバスに馬乗りされている現状、理由はハニートラップに普通に引っかかったからです。


「フフフフ、結構単純なのねボク。サキュバスは危険って知らないの。」


このままエロい展開に行くと考えてったがそういったことは起きないらしい精気は吸うが向こうが気持ちよくなるだけでこっちは命が果てるらしい苦しみながら。


「俺の異世界ライフもこれまでか、短かったなぁ」


諦めつつ涙を流してると俺の上に乗っているサキュバスが急に吹っ飛ばされた。サキュバスは吹っ飛ばされた衝撃で気絶している目の前には足を上げた女性が居た。


「人の店の裏で盛ってるんじゃねぇ」


どうやら蹴飛ばしたらしい、サキュバスには目もくれず俺のことを睨むように見ている。しばらくするとため息をつき「中に入りな」と言われたため俺はご遠慮させていただいて入らせて貰った。

店の中は人形がたくさん飾っており見てわかるとおり人形を売っているらしい。コーヒーを俺に渡し女性はカウンターに座る。


「あの、助けて貰ってありがとうございます」


「別に助けてなんか居ないよ店の裏で死人が出ても困るんだよ」


女性は席に着き新聞を見ながら答えるなんとも塩対応な感じだが妥当な対応だと感じる。

では、何故コーヒーを出してくれてまで店に入れてくれたのだろうか店の裏で面倒ごとを処理するだけなら俺に用はないから立ち去れとか言うのが普通じゃないか?気になって問いかけると


「単純な話しアンタが転成者でここに来たばかりでなにもしらないから」


「あれ?なんで転成者ってわかったんですか?」


実際ここまで自分の名前すら出していない、なのに転成者で日が浅いのをこの女性は言い当てた。


「見えるんだよ、情報が。とりあえず自身の事何処まで知っている?」


とりあえず役所で調べた事を全部話そうと思ったこの人は助けて貰った恩がある。


「俺はユウっていいます能力とかは特にないらしくて種族は不死者らしいです」


そう転成したら種族が変わっていたのだそれは調べるまでは気づかない情報だった、見た目は転成前より若く20歳ぐらいになっている以外人間と変わらないのだから。アユが言うには死に至る怪我や傷を負った際に急速に直るらしく擦り傷などは他の人より早く回復するらしい、只問題もあり「怪我は治ったりするけど怪我を負った際の痛みは消えないので気をつけて下さいねー」っと言っていた死に至る傷つまり頭に弾丸を受けたさいや即効性の猛毒も食らっても直るが頭を貫いた弾丸の痛みは消えないし毒で死なない代わりに苦しむらしい何という罠だろうか。最初は嬉しかった異世界転生もコレを聞いてテンションが5割は下がった。


「なるほどね、まぁある程度って言ったとこか後は図書館で調べられるな。アンタはこの世界で何がしたい?普通に暮らすか?戦ったりしたいのか?」


女性からの質問に少し戸惑った確かに異世界転生モノでよくあるのはチート生活やらハーレムなどだが実際どうしたいか言われると困惑してしまうだが俺の答えは決まった、異世界に来てまで普通に暮らすのはつまらない。俺は強くなりたい最強とは言わずとも自分の身ぐらい守れるぐらいには強くなりたいそしてこの世界を見て回りたい。不死者は歳はとるらしい老衰はするのかわからないが生きてる間にこの世界を満足するまで堪能しようと決心した。

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