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詩人さんへ

作者: 梨鳥 

少し大げさな曲を聴いていたら

少し思い付いたので

少しだけ思いのたけを綴ります

最近聴こえないあなたの声が

恋しいです

真夏の地上の熱に

夢中になっていらっしゃるのでしょうか

どうぞのぼって来て

八月があと二十時間で終わります

九月からは心が窪む季節です


あなたの詩はいつもちょっとだけおしい

わたしの好きな言葉を並べて

わたしの好きな感情を並べて

綺麗に整えてくださっているのに

わたしは満足が出来ない

あなたがたくさんの言葉を

選びに選び抜いて磨き、光らせ、彩る度に

わたしは素晴らしいと思いながら

いつも歯がゆさ感じては

消えて行く声を観ています

わかりますか

とても褒めています

だからどうぞ

詩など全くわからないこの愚か者に

あなたのうたをまた観せてください

わたしに歯がゆさをください

わたしはそれを梯子にして

あなたの見詰める領域へ登り

どれだけの感情と言葉を削ったのか

想像し、感動したいのです




梯子を登る気にさせるのが詩だと思うのです。あなたは最高。かしこ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 梨鳥さん、お久しぶりです。 この作品を読んで元気が出ました。 私もまた、梯子を登りたいと思います。 ありがとうございました。
[一言] こんばんは 詩を書いてる者にはなんか 自分のことじゃないのに 嬉しい詩です。 こんな風に思ってもらえる 書き手さんになりたいと思いつつ 受け取りてを意識しすぎるのもなー なんて思うのは、…
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