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始めの一歩

序章です。次作から本格的に書いていくので、今回は紹介的存在です。

※初投稿ですが、楽しんでお読みください。

序章 〜異変〜


「はぁ…」

2017年6月9日水曜日 今日も晴れ…というか暑い。

時刻は午前8時半と、完全遅刻である。

「朝起きたのが…3時。ゲームやってて気づいたら8時っと。」

(さっすが〈早瀬ハヤセ ユウ〉!よくあるよね!やらかしたけど逆にウキウキしちゃうこと!なんか始まりそうなドキドキ!異世界召喚とか?うぉおお!テンション上がってキタァア!)

学年3桁の考えることはやはりバカであった。起こりもしないことを勝手な妄想で繰り広げ…


『ここどこ?』


気づくと人気のない路地裏に突っ立っていた。

周りを見渡してみても、壁が剥がれたビルとゴミ箱だけ。上を見てみるが、特に場所を特定できるものはなかった。

「おいおいおいおい。まさかホントにアニメ的展開?これまで同じことしてきたけど迷ったの初めてだぞ⁉︎ホントに異世界召喚だったらどうしよう⁉︎」

と言葉に出して言ってみるが、

「………んなわけないよな…そろそろ真面目にならなきゃな。」

そんな事起こるわけないと前から実感していたためそろそろ頭を冷やすことにした。

「とりあえず、来た道を戻るか。」

さっきから動かしていなかった両足を、回れ右をして体を180度回転させる。


…と、同時に…

《ドンッ》

「きゃっ!?」

目の前に黒髪ショートの低身長ガールが現れた。〈黒川クロカワ レイ〉だ。その隣には、彼女と同クラスの〈神崎コウザキ 愛乃アユノ〉さんがいる。

「うぉっ!?」

もちろん驚く。ここで驚か無いものはいないだろう。何故かって?

彼女達が急に現れたのもそうだが、そんなことより重大なのが…


ここが俺の通う学校。


ー東京都立敬心中央高等学院ー

の本校舎内3階2-A前廊下だからである。


「なにぼーっとしてるのっ!」

黒髪ショートが至近距離まで顔を近づけて怒鳴る。

目が合ったので咄嗟に俺は視線を逸らす。

(何してんだ俺はっ!ってかなんで今校舎内にいるんだよ!)

「な、なぁレイ。おれさっきまで何してた?」

焦りながらも自慢の定型文で機械的に問いかける。

「なにって…いつも通り登校してきてHRに出席してたじゃない。アンタそんなことも忘れたの?」

え?なに?俺が遅刻していない?さっきまで見知らぬ路地裏にいたのに?それで振り向いただけで学校でウロウロ?


「わっっっけ分かんねぇえええ!」


「…は?」

「…え?」


2人の声がキレイにハモり、何かの区切りに丁度いい和音を創る。

最後まで読んでいただきありがとうございました。初投稿なのでとても短いですが、楽しんでいただければ幸いです。良ければ評価、コメントよろしくお願いします。

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