第29話:転生者チート化の波は誰にも止められない
途中から[氷魔法]のレベル表記が抜けていたので修正しました。
またしても主人公超強化という…
第29話:転生者チート化の波は誰にも止められない
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無事竜王戦を乗り切った俺達は(なんか将棋の大会みたいな響きだけどそこはスルーしておこう)、早速リバース新興国に向かうべく次の行き先を相談してたんだけどルイスが遮るように手を挙げた。
「皆、用事があるので出来れば連れて行って欲しい所があるのだがいいだろうか?」
「寄り道かぁ…」
正直時間を掛けすぎるのもどうかとは思うけど…ローズ達も「どうする?」とか相談してる。
「ただ道草を食うのではない。アル、これはお前のためでもあるのだぞ」
ん、どういう事だ?俺の為って…俺、何かあったっけなぁ?
質問しても「行けば分かる」の一点張りなので仕方なくルイスの案内に素直に従って移動してみた。30分ほど走ると小さな集落が見えてくる。
どうやらここらしいが…集落自体はかなり寂れている、いわゆる過疎地って奴だな。ルイスが聞き込みに行っている間俺達は入り口でただひたすら待ち続けるんだけど、さっきからテレジアがそわそわと辺りを見回している。
「どうしたんだ、テレジア?何か気になる事でも?」
「いえ…その、進化しそうです」
なんだかんだでさっきのボルーナの街で結構経験値稼いでたみたいで、イフに続いてついにテレジアも進化するんだな。
彼女の身体が光ると共に、少しづつ大きくなっていく。全長は5メートルほどにまで大きくなり表皮は頑強な青黒い鱗に包まれ、頭部は蛇というより竜のものになっていた…手足は無いけど。
多分コレ、ウツボみたいとか言ったらすごく怒られるんだろうなぁ。
「お、テレジアは進化したのか…って何だ、ウツボみたいな姿になって――あだだだだだ!!」
外していたイフが戻った途端言ったもんだから、テレジアは何も言わずにイフの全身に巻き付いてきつく締め上げた!あっぶねぇ、言わなくてよかった…
後から聞いてみるとオーシャンワームって種族らしい。ふざけて「芋虫のワーム?」て言ったら怒らせてしまい尻尾で引っ叩かれたのは内緒な。
「待たせたな、早速目的の場所へ…って何だ!?そのウツ――」
慌ててイフが戻ってきたルイスの口を塞ぎ、頭をぶんぶん振って止めた。やっぱりテレジア自身もウツボみたいな見た目を気にしちゃってるんだな、コレ。
気を取り直して俺達はルイスの案内に従って集落を移動していくと、住宅地から少し離れた所に小屋がぽつんと建っていた。どうやらここらしいが…?
緊張気味のルイスは深呼吸をしてゆっくりと扉を叩いた。
「誰だ?こんな田舎にまで僕を訪ねて来るのは…」
扉が開き、カッターシャツに革ベスト、赤髪のボサボサ頭の学者風の人間が出てきた…と同時に、ルイスとそいつは固まったまま動かなくなる。
そんな状況の中先に口を開いたのはそいつだった。
「――ルイス!?」
「ギャァァアアアッ!!」
いきなり本名呼ぶか!ってか知ってたんだ!?呼ばれた途端飛んで来た飛竜を俺が咄嗟に撃ち落した。
【ドロイドラゴンのレベルが37になりました】
「やっと会えた…」
「え、誰?」
ルイスが向き直り、改めて俺たちに紹介してくれた。
「紹介しよう。私の父、『錬金王』ベックス・ゴールドバーグだ」
「ギャルルゥァアアッ!!」
【ドロイドラゴンのレベルが38になりました】
また突っ込んでくるので軽く撃ち落す。なんか段々飛んで来る奴らが強くなってきているのは気のせいなんだろうか?すっごい不安。その飛竜をあしらった俺を見たベックスはかなり興奮した様子で叫んでいた。
「何だアレは!?まさか最新型ゴーレムか何かなのか!?」
「まぁ、そんな所だ」
「トマトちゃんの親父さんか、よろしくな、ベックス――おっと」
「ゴァアアッ!」
【ドロイドラゴンのレベルが39になりました】
このまま名前を連呼すればどんどん敵が飛んできてレベル上げ放題なんじゃないかなー…って一瞬思ったけど、やっぱり飛んで来る奴ら、来るたびに強くなってきてる。迂闊に言わない方が賢明だろう。
「集落の皆には僕の事を『錬金さん』って呼ぶように言ってる、それで呼んでくれ」
「OK、んじゃ今から『錬さん』で」
「ま…まぁ呼び方は人それぞれだしな…ところで――えーと」
「私は『トマト』と呼ばれている」
錬さんは軽く頷き、そのまま話を続ける。
「トマト、こんな所にまで来たんだ。何か用事があるんじゃないかい?」
「ああ。実は父さんの技術が彼…アルフレッドにとって重要なものになると言われたのでな、ここまでやって来たのだ」
「ほう!それはまた興味深い!」
錬さんは新しい玩具を拾ったような目で俺をじっくりと観察する。たまに身体をコンコンと叩き、納得したように頷くが…?
「これは興味深い、地金ですら超一級品だ!もしアレを加えれば…」
「ちょ、トマトちゃん、これどういう事?」
「父さんは科学者でな、革新的な合金の製造技術を開発した人なんだ。まぁ、それが使われるような場面は無かったのだがな」
へへー、合金!俺の身体は金属製だし、他の金属と混ぜ合わせて合金製にする訳か。これは熱い…ん、熱い?
「ちょっと待て待て、もしかして俺の身体を火にかけて熔かすとか言わないだろうな!?」
それが違うんだよ、と錬さんはふふんと得意そうに鼻を鳴らし早速説明を始めた。
「確かに合金の製造技術として一旦熔かすものはあるが、僕が開発したのは魔術による製造だよ。通常の製造法だと重量を測って温度管理に神経を尖らせて…などでかなりの労力を消費するんだけど、僕の技術は直感的に金属を文字通り『練り合わせる』事を可能にしたんだ!」
「えーと、つまりは…端的に言えば物凄い合金も楽に短時間で作れるようになる――って事でOK?」
「端的に言えば、ね」
確かに革新的だな、この世界の文化レベルで考えれば産業革命相当に革新的だ。
「ただ、必要な金属が圧倒的に足りなくてね。まずは調達しないと始まらないんだよ」
来ました、強化するのに素材を取って来いパターン。まぁそう易々と強くなれれば苦労はしないよな…正直すぐに強化できるの期待してたけど。
「その材料はどこに?」
「材料になるのはアダマントという金属なんだが…ランクA以上のアイアンゴーレムから取れるか取れないかというレアな代物でね。入手には困難を極めるだろう」
「そ。」
「そ…って?アダマントの採取がどれだけ大変か分かっているのか!?」
「どれだけ大変かって言われたところで…」
残念そうにうなだれる錬さんを他所に、素っ気無く返事したローズはさっさと外に出て地面に何か描き始めた。そうだったな忘れてたよ…ローズは召喚士だったな。
「顕現せよッ、『アダマントゴーレム』!!」
ローズの描いた魔法陣が激しく光り、そこから鈍く黒光りする巨大なゴーレムが姿を現し――ってデカっ!?前に会ったブリーズデンよりも大きいぞこれ!不自然に太く大きい腕は両方とも地面に着いている。
「召喚しちゃえばどれも一緒でしょう?」
「ら…ランクSクラスのアダマントゴーレムが、こんなあっさりと…」
「さ、これで材料は揃ったわ。さっさと始めて――」
すると突然ゴーレムが不釣合いな右腕を大きく掲げローズに振り下ろす。が、すぐに反応したイフが彼女をさっと抱きかかえて飛び上がった。これはローズも計算外だったようだ。
「なんだ、暴走でもしたのか?」
「ありがとうイフ、どうやらミスっちゃったみたいね」
「ひええ、僕の家が近くにあるのに!!中には大切な物が沢山あるんだ、絶対に潰さないでくれ!」
今度の相手はこのゴーレムか。今のレベルは…39か、ランクSって言ってたしそろそろ頃合かもしれないな。ちょっと怖いけど、思い切って見栄を張ってみることにしよう。危なくなったら…その時はその時って事で。
「みんな!今回は俺一人で行かせて貰ってもいいかな?」
するとザップとフローラは何かを察したらしく一歩退いてくれた。その張り上げた声に反応したのかゴーレムが俺目掛けて大きな腕を振り下ろし、それを両腕でガードする。
俺の腕はみしみしと小さく軋み、たまらず弾いて横に逃げる。やっべぇ、重量差ハンパない…多分コイツ俺の5倍以上は重いかもしれない。
重みで地面に着いたゴーレムの腕を試しに殴ってはみたけどやはりSクラスのアダマント、耳を塞ぎたくなるような金属音が響くだけで全然怯む様子も見られなかった。
「うひぃ、硬い…」
[痛覚軽減Lv9]にも係らず殴りつけた俺の腕はびりびりと痺れたままだ。その痺れが取れないままゴーレムの横薙ぎが当たり、俺の身体は遥か彼方へと吹き飛んでいく。それ[ブースター]を逆噴射してスピードを緩めて着地した。
「ローズ、そもそもゴーレムの基本的な倒し方って無いの?」
「とても簡単よ、体内のどこかにあるコアを破壊すれば止まるわ。それだけ」
で、そのコアはどこにあるのさ?…まぁ仮に見つかったところでアダマントボディにダメージ通さないと話が始まらないわけなんだがな。
再度突っ込んで殴るけどやっぱり変化が無い。そのままゴーレムの反撃が俺に向かって来る、ここは回避して――
「ぼ、僕の家がこのままだと!!頼むから受け止めてくれ、粉々にはしたくないんだ!」
やっべぇ、気が付いたら錬さん家の真後ろに来てた。確かにこのままだと錬さんの家は一瞬で廃墟になるし…夢中で拳に合わせて上段足刀を繰り出す。なるようになれ、だッ!
バキャッ
「ふへ!?」
何故か俺の蹴りはアダマント製の右腕を粉砕していた。これには皆も何が起こったのか上手く理解できていないようだ。
「何だろうねぇ…当たり所でもよかったのかい?」
「当たり所か!うっしゃぁラッキー!」
…ん、ラッキー?確かスキルにそれっぽいのが…あった!なぁロンデラ、[ラッキーショット]の今のクリティカル発生率は!?
『ええと、Lv3なので現在は4%ですね』
低いなぁ。んで、LvMAXだったら何%だったっけ?
『LvMAXでしたら30%になりますけど…何か考えでも?』
俺は[HP自動回復]で体力を回復しつつ、ゴーレムから距離をとっていく。十分に回復した所で早速始めるとしようか!
【取引:HP70%→[ラッキーショットLv3→MAX]】
あとは俺の運次第、って事だな。
緊張しながら[狙撃銃Lv5]を発動させる中、一歩また一歩とゴーレムは確実に俺に向けて近づいていく。
「いくぜっ!」
轟音と共に砲弾がゴーレムの身体に当たる…が、ただ弾かれる。
2発目、肩に命中したけど弾かれた。
3発目、右足に命中したけど弾かれた。
「頼む、発動してくれ…っ!」
そして4発目。ついに[ラッキーショット]が発動し、ゴーレムの頭部を粉砕した――けど、まだゴーレムは歩みを止めない。すでにとった距離の2割を詰めている。
5発目、またもゴーレムの右肩に命中し、肩からごっそりと腕を落とすことに成功した。やはりゴーレムの歩みは止まらないか。
6発目、7発目と弾かれ、俺との距離は当初の半分にまで来ていた。
「倒れろ…倒れろっ!」
8発目、ゴーレムの右腹部に命中し、9発目の左腹部にも[ラッキーショット]が発動して粉々に吹き飛ばし上半身と下半身が分断された。さて、どっちが動くか…?
倒れこんだゴーレムの、下半身部分が動き出し俺に向かって来た。どうやらコアは下半身部分にあるようだな。早速撃ち込んでいこう。
10発目は弾かれ、11発目と12発目も弾かれた。下半身だけになって身軽になったのかさっきよりも移動スピードが速くなってて超気持ち悪い。
13発目、またも弾かれてついに当初の2割ほどにまで詰められていた。こうなったら勘で行くしかない!
「うおおおお止まれええ!!!」
俺は何発も何発も、ゴーレムの股間目掛けて打ち込んでいく。ゴーレムだって人間に作られたんだ、急所だって似たような所にあるはず…なんて根拠もへったくれも無いけど、とにかく止めないと!
そのうち[ラッキーショット]が発動し、股間が吹き飛んだゴーレムの身体は左右に真っ二つになり崩れ落ちた。しばらく様子を見るけど動き出す事も無い。
「…きゅっ」
俺やイフ、ザップに錬さんも、少し内股になっていたのは言わないでおこう。女子達に言ったらセクハラになりそうだし。
【ドロイドラゴンのレベルが40になりました】
【ドロイドラゴンのレベルが41になりました】
【ドロイドラゴンのレベルが42になりました】
【ドロイドラゴンのレベルが43になりました】
【称号:ジャイアントキリングを入手しました】
今回はいけると思ったんだけどなぁ…もう少しレベル上げが必要みたい――
【ドロイドラゴンのレベルが44になりました】
【ドロイドラゴンのレベルが45になりました】
【ドロイドラゴンから金竜王アルフレッドへの進化が可能になしました】
【称号:傷害致死を入手しました】
【称号:竜王の天敵を入手しました】
――え?どゆこと?竜王の天敵…って、もしかして…
「ザップ!やっちまった!」
「うん!ボクも今感じ取ったヨ!あの時の風竜王がくたばったみたいだネ」
そう、数時間前にやりあって背骨を砕いた風竜王ブリーズデンが怪我の悪化か何かで死んだようなのだ。傷害致死の称号も…も、貰ったしさ。まぁレベルも上がったんだ、早速進化を――
「いだだだだ!!!来た!反動キタコレ!!」
今になってさっきの[悪魔の取引]の反動が来た!やっべ超やばい筋肉痛にかかったレベルなんだけど!?
【スキル:ラッキーショットLv3が使用不能になりました】
【スキル:MPチャージLv2が使用不能になりました】
【スキル:ブースターLv1が使用不能になりました】
【スキル:狙撃銃Lv5が使用不能になりました】
お、今度はここまでか。前回みたいに[念動力]が不能になってない分自由に動けるからありがたいな。超痛いけど。そんな中錬さんはゴーレムの残骸を前にテンション上がりっぱなしである。
「アダマントがこんなに…これは夢か?」
「余るようなら手間賃として貰っとけばいいんじゃないかしら」
「ほ、本当か!?後で返してくれと言っても返さないぞ!?」
めっちゃくちゃ活き活きした様子で地面に魔法陣を描き、その中に入るよう俺に促した。
「では、始めるぞ…!」
錬さんが詠唱を始めると魔法陣の発光とともにさっきのアダマントと俺の身体がふわりと浮き上がる。
【ドロイドラゴンから☆――金―王―ギ――――ッ―へ進化しますか?】
なんだ?ノイズが掛かったように一部分しか認識できない?…けど進化は進化だ、当然OKするぜ!
俺の身体がアダマントと溶け合い、混ざり合う。なんかくすぐったい感じ…そして混ざったアダマントの体積分俺の身体がどんどん大きくなり、最終的にはザップ達より少し大きいくらいまでになった!
【☆超合金竜王マギアルフレッドへの進化が完了しました】
【所有している全てのスキルレベルが2上昇しました】
【使用不能のスキルが使用可能になりました】
【スキル:念動力LvMAXは魔動エンジンMk.Ⅰに統合されました】
【スキル:痛覚軽減LvMAXは☆痛覚無効に統合されました】
【スキル:狙撃銃Lv5は多連装ミサイルランチャーLv7に統合されました】
【スキル:変形合体を入手しました】
【称号:超合金ロボを入手しました】
【称号:更なる高みを入手しました】
【称号:☆金竜王を入手しました】
「うおおおお!超合金竜王、見ッ参!!」
やべぇ、パラメータ上がりすぎのテンション上がりすぎてたまらずポーズ取っちゃったよ。けどローズ達異世界人には分からなくてもイフとテレジアは戦隊モノのノリが分かったみたいだな、俺に歓声を浴びせてくれた。
改めて自分の姿を確認してみる。ザップやフローラは4足歩行と2足歩行を使い分けるタイプみたいだけど、俺の身体は完全に2足歩行を前提とした体格になっていた。
竜で言う甲殻も俺の身体では装甲って言った方がしっくり来るデザイン、翼も前より大きくなりスマートな胴回りに長い尻尾。そして何より…
「お、ココ開くんだ」
俺の胸板と肩、それに両脇腹部分がパカッと開き、そこには恐らくここから出てくるであろうミサイルが収納されていた。一度に出したら…24発分か。それになんと、俺の身体にアレがついてたんだ!!
「おいローズ!!俺に乗ってみないか!?」
俺の胸の少し下、そこが一部開くとそこにコクピットがあったのだ!ローズも興味津々で乗り込んでみる。
「へぇぇー、すごいねぇ…今目の前に映ってるのって、もしかしてアルが見てる景色かい?すごく綺麗じゃないか」
どうやら相当メカメカしい身体になってしまったみたいだな、個人的には超嬉しいけど。あと改めてパラメータ見てみると進化前と完全に別物になってて逆に怖い。
あとロンデラ、[変形合体]って何なんだ?俺、普通に変形してザップ達と合体してるけど?
『あれは[被服補正]スキルの影響であってそれとはまた別物です。同じ[変形合体]スキルを持った者同士で行うものです』
そうとなると俺と同じ機械的な奴相手になるっぽいな。まぁ今のところはそういった面子もいない事だしスルーしておこう。
ていうかさっきからテンションが昂り過ぎて落ち着かないのは一体何なんだ?そんな俺のムズムズした様子をザップとフローラは微笑ましく見ていた。
「アル、『一発』かましてみたらどうかナ?」
「もうあなたも竜王の一角なのです、派手に『一発』してみては?私も昔は経験したものです」
「そ、そうかな?」
ほほう、『一発』。んじゃお言葉に甘えて…地にしっかりと足を着け、心の準備を整え咳払いをひとつ。
「んん゛っ!!」
「早くしろ」
ワンコが何か言ってるけど関係ないね。さぁ、大きく息を吸い込んで――
「プピ…おっと」
ズコーとコケる皆を見ながら、俺は大きく高らかに吼えた!
「ギュオオオォォォァァン!!」
…なんかギター使えば出せそうな音だったな、ハウリングもしたし。なんか想像してたのとちょっと違う…けど現役竜王達の評価は上々だった。
「うんうん、竜王の銘に恥じない立派な魔力だったヨ」
「うふふ。これでアルさんも晴れて竜王の仲間入りですね」
そっか俺、竜王になったんだな。あんまり実感湧かないけど…けど、俺もそこまで強くなったって事だよな。咆哮の余韻に浸る中、目の端に咆哮を聞いて逃げ惑う村人達の姿が見えていた。
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☆超合金竜王マギアルフレッド【ランクSS】 Lv1/80
名前:アルフレッド
状態:通常
HP:13825/13825(+10325)
MP:10395/10395(+7695)
ATK:9265(+7565)
DEF:9570(+7370)
MAT:5550(+4050)
MDF:9315(+7015)
AGI:4200(+2700)
パッシブスキル:[☆痛覚無効][HP自動回復Lv8][ダメージヘイトLv9]
[ラッキーショットLv5]
スキル:[ステータス閲覧][発声][悪魔の取引][先行調査][変形合体]
[魔動エンジンMk.Ⅰ][被服補正Lv9][被服吸収Lv9]
[火魔法Lv8][水魔法Lv5][氷魔法Lv8][雷魔法Lv4]
[風魔法Lv5][土魔法Lv4][光魔法Lv4][闇魔法Lv4][転移魔法Lv4]
[多連装ミサイルランチャーLv7]
[ロングダッシュLv6][ホーミングLv5][MPチャージLv4][ブースターLv3]
称号:[転生者][クレーマー][ホラー人形][燃えるゴミ][放火犯][害虫駆除業者][雑巾]
[二束三文の安物][パワードスーツ][人見知り][ミイラ取りのミイラ][対リア充決戦兵器]
[神の依代][空調服][効率重視][叩かれ屋][クラスチェンジャー][怠け者][上司の靴磨き]
[キャンディー工場][ただのカカシ][夜間警備員][ホラーカカシ][固定砲台]
[火炎放射器][高性能カカシ][解体業者][戦車][怪獣][送迎バス][事故車][道路清掃車]
[軍団長][一城の主][火竜王の鎧][パワードアーマー][転生者www][ハイブリッド車]
[エアコン][漬物石][周回飛ばし][拘束具][拷問器械][処刑台][不発弾][背番号1]
[大根役者][地元の英雄][司令官][袋の鼠][背水の陣][逆転の貴公子][伝説の賭博師]
[ルームライト][8月31日の悪夢][レトロフューチャー][見習い賢者]
[トランスポーター][称号バーゲンセール][マジックアイテム][堅実派][レンタル業者]
[契約者][限界突破][竜王を斃した者][☆火竜王の大親友][ただの置物][新手の詐欺師]
[ただの鎧][ハリボテ][科学の申し子][メンタルカウンセラー][たらし予備軍][近代戦車]
[私立探偵][雷竜王の具足][LCC][不時着機][V.I.P.][竜王候補][ファンタジスタ]
[水竜王のマスカレード][名優][バイプレイヤー][竜王キラー][☆水竜王の初恋]
[魔物たらし]*[ジャイアントキリング]*[傷害致死]*[竜王の天敵]*[超合金ロボ]*[更なる高み]
*[☆金竜王]
補正:[HP+295%]↑ [MP+285%]↑ [ATK+445%]↑ [DEF+335%]↑
[MAT+270%]↑ [MDF+305%]↑ [AGI+180%]↑
[火攻撃+305%] [☆火属性攻撃無効] [水攻撃+205%] [☆水属性攻撃無効]
[氷攻撃+75%] [氷耐性+50%] [雷攻撃+120%] [雷耐性+70%]
[風攻撃+55%] [風耐性+45%] [土攻撃+50%] [土耐性+45%]
[光攻撃+55%] [光耐性+45%] [闇攻撃+125%] [闇耐性+75%]
[対虫系+10%] [対鳥系+40%] [対獣系+40%] [対構築物系+90%]↑
[対人間+50%] [対竜系+170%]↑ [対高Lv系+80%]↑ [対低Lv系+80%]↑
[取得経験値+80%] [進化必要レベル-20%] [HPMP吸収率+50%]
[遠距離射程+90%] [状態異常付与率+30%]↑ [状態異常継続率+30%]↑
[MP消費量-40%]
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称号詳細――
[ジャイアントキリング]:自身のランク以上の敵を自力で倒せば獲得できるこの称号、アルさんって意外と自力で敵を倒した経験が少ないんですよね。[ATK+10%][対高Lv系+10%]
[傷害致死]:止めを刺さずにじわじわとなぶり殺しにしていくその悪さ!!そんな彼が主人公だなんて…ああ、風竜王さんが可哀想です…[状態異常付与率+30%][状態異常継続率+30%]
[竜王の天敵]:氷竜王エルクール、地竜王アロンダート、それに風竜王ブリーズデン…これで3体の竜王を斃した事になりますね。ザップさん、フローラさん以外の竜王はアルさんを何と思うのでしょう?[全パラメータ+15%][対竜系+50%][対高Lv系+50%]
[超合金ロボ]:男の子ならほぼ全員欲しがったであろうあの超合金ロボ!…え、古い?昭和?べっ…別に私はオバサンではありませんし!若作りもしてませんからねっ![HP+10%][ATK+10%][DEF+10%]
[更なる高み]:これでアルさんの進化も4周目に突入しましたね。一体どこまで強くなっていくのでしょう…[全パラメータ+15%]
[☆金竜王]:どの属性にも属さない、鋼の肉体を持った新たな竜王です。始めはぬいぐるみで文句ばかりだったアルさんが…よく頑張りましたね。[HP+100%][ATK+100%][DEF+100%][対低Lv系+30%][対構築物系+50%]




