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ドラゴンになりたいッ!!  作者: コロッとしたもの
第1章:「で、結局ドラゴンじゃないのね・・・」
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第12話:内輪ネタを説明するのは難しいし恥ずかしい

どんどん書き溜め中・・・ブックマークしてくれた方々に、そして評価をしてくださった方に感謝致します!


今日の更新はここまでにします。


23日追記:22日の1日アクセス数1000突破しました!感謝感激でっす!

第12話:内輪ネタを説明するのは難しいし恥ずかしい




――――――――――



「ふむ、転生者か…」


 火竜王は顎に手を添え何やら考え込む。


「では…アンジーの前世は名を馳せた賢者といったところか?」

「いや違うな。おそらく異世界からの転生者だ」

「異世界?そんな事が可能なのか?」


 可能もなにも、俺は現にこうして転生しちゃってる訳なんだけど。けど…コレを相手にどう説明すればいいんだろう?

 下手に考えても余計ややこしくなるだけだし、とにかく言える事は言っていこう!


「現に俺、異世界からロンデラの力で転生した訳だし」

「ほう、ロンデラとは確か輪廻を司る神だったかな?」

『えっへん!』


 珍しくロンデラが楽しそうな声を上げた。やっぱ神でも褒められたら嬉しいんだろう。


「では何故お前は転移魔法でアンジーが異世界からの転生者だと分ったのだ?」

「さっき子供が転移魔法を使っているのを見て驚いていたって事はだ、転移魔法はレベルが高くそこまで普及してない魔法だって事。ここまでは合ってる?」


 火竜王はうんうんと頷いた。そのまま話を続けよう。


「異世界からの転生者ってのは大概チート級の何かを持ってるもんなんだよ。成長速度が異常だったり、生まれつき最強スキル身につけてたりとかさ」

「つまり、あの年のアンジーが転移魔法を使えるのは異世界人だからという訳だな?」

「そういう事。それにさっきアンジーは「折角の異世界ライフを」って言ってた。普通、現地人が異世界ライフなんて言わないだろ」

「それもそうだな」


 さっきから火竜王の反応がイマイチだ。そんなに俺の喋りって面白みがないのだろうか…自信無くなる。


「ふむ、お前が言いたい事はよく分った。ここで気になる事があるのだが…」


 火竜王が俺に顔を近づけてくる。なんだ、嫌な予感しかしねぇ。


「お前も転生者だと言っていたが、お前が元居た世界はどのような世界なのだ?」


 げ、そっち聞いてくるか。何から説明すればいいか分らないし、そもそも面倒くさい!


 ああもう!めっちゃワクワクした目で見つめてくるし!どうしよう…あ、適当にはぐらかしとけば大丈夫かな?


「プピー」

「はぐらかすな」

「ごめん」


 なんていうかね、威圧感が物凄いのよ。一言一句に言霊的な何かがガッツリ効いてる感じ。


「なんていうか…とりあえず今ある問題片付けてからでいいかな?滞在してる集落が危機だからさ」

「うまくはぐらかしてきたか。仕方ないな、ではすぐに片付けて続きを聞くとしよう」


 そういって火竜王は俺を装備したまま大空に羽ばたいた。


 空から見た地上の様子は、集落の周囲をぐるっと[ファイアウォール]で囲まれ、その外側からゴリ押しで魔物達が突っ込んできている所だった。


「この程度の群れなどすぐに片付くわ!」


 火竜王のブレスが炸裂すると、魔物達は見る間に次々と蒸発していく。


【トロイドラゴンのレベルが13になりました】

【トロイドラゴンのレベルが14になりました】

【トロイドラゴンのレベルが15になりました】

【トロイドラゴンのレベルが16になりました】

【トロイドラゴンのレベルが17になりました】


 やっべぇ!おこぼれとはいえ数がダンチだから経験値の量が無茶苦茶多い!コレはお得だ!


「む、いつもよりもブレスの威力が高いな…お前の仕業か?」

「言い忘れてたけど、あんたのステータスに俺の分がいくらか上乗せされてる筈なんだよな。ちなみにどのくらい上乗せされてる?」

「そうだな――おお、火属性の攻撃力が6割以上加算されているな。あとは基本的な能力が2割ほど増しているようだ」


 えーと…今の俺のステータスと比べると、[被服補正]はスキルLv×10%の補正を相手に与える計算か。ってことはスキルLvが上がればもっとやばいことになりそうだな…


 火竜王は残っている魔物の塊をブレスで一掃した。いやぁ、掃除ってホント、大切なんですね。主に経験値の面で。


【トロイドラゴンのレベルが18になりました】

【トロイドラゴンのレベルが19になりました】

           ・

           ・

           ・

【トロイドラゴンのレベルが23になりました】

【トロイドラゴンのレベルが24になりました】

【トロイドラゴンからドラゴーレムへの進化が可能になりました】



――――――――――



「ローズ、無事か!?」

「全く…ここ最近で一番死ぬかと思ったよ」

「火竜王のおかげでなんとか凌げた感じだな!」

「へぇ、火竜王。どうして襲ってきた敵がアルを着込んでるのかしら?」


 俺がローズに説明をしていると――


『…っぷぷ』


 なぜかロンデラが噴き出した。意味がわからん。


「どうした、ロンデラ?」

『も、もう黙るのも限界…ププ』

「何をだよ…また変に面倒臭くなること言うんじゃないだろうな?」


 ローズとイフもどうしたのかと興味深々。けどこういう時って大体変に面倒くさい事言うんだろうな。


『火竜王なんですけれど…彼、転生者です』



 ――は?



「マジか――ってちょっと待て!っていう事はさっきの質問、あれ知っててわざと聞いたのか!?」


 火竜王もニヤニヤが止まらないらしく、口を手で隠して噴き出しそうになっている。


【称号:転生者wwwを入手しました】


「ッププ」

「よしわかった、吸収する!」

「うわなにをするやめろ」

「ああー、成程ね!」


 ローズが思い出したかのように声を上げた。


「転生した竜がいるって聞いてたけど、ソレあんただったんだね」

「ローズまで知ってたの!?」


 なんか完全にハブられた感覚しかしない。無性に腹が立ってくる。


「むぅ、知っていたのか」

「知り合いから聞いてたからね」

「知り合い?」


 お、そういえばローズの知り合いってどういう感じの人なのかな?彼女の交友関係についてもまだ聞いてなかったし、結構いい機会なのかもしれない。


「飛竜の知り合いだよ」


 はい人ですらありませんでした!何だよローズ、召喚士じゃなかったらぼっちロード邁進してるじゃないか。


「飛竜が人間と知り合うなどそうあるものでは――ああ、アリスだな」

「お、良く分ったわね。そう、アリスよ」


「ちょい待ち。いきなり知らない名前出されても全然話に付いていけないんだが」


 アリスなんて全然知らない名前いきなり出されて、すでにこっちは蚊帳の外なんだよ畜生!


「我ら竜族の中でも変わり者で知られているな」

「定期的にアタシに情報持ってきてくれる奴でね、結構役に立ってくれてるよ」


 竜にも色々いるもんなんだな。勉強になるわー、ほんと。

『そんな棒読みで言われても…』

「ところで火竜王、あんたの本名って何なの?」

「ふん、それなら聞いてきたそっちから答えるのが礼儀というものだろう?」


 変に逆らうとブレスで消されそうなので仕方なく俺から名乗る。


「俺の名前はここではアルフレッドって名乗ってる。本名は荻野祐一。で、そっちは?」


 けど…なんかなぁ、こう改めて昔の名前引っ張り出すとこっちが恥ずかしくなってくるな。


「うむ、我の名は火竜王ブレイド。本名は生駒健二(いこま けんじ)だ」

「よろしくな、ケンちゃん!ちなみに隣にいるヘルハウンドは明智博一だ!」


 フレンドリーに接してみたつもりなのに、呼んだ瞬間二人ともブレス吐くとかひどすぎる!

 …ケンちゃんじゃなくてブーちゃんの方が良かったか?よし、次からお前はブーちゃんだ。


「えええっ!?」


 と、かなり遅れて驚きの声を上げる奴がいたんだけどさ…


「どうしてそんなに転生者がいるのですか!?」


 声を出したのは大蛇テレジア。こうなったらもう分ってる。どうせあんたもなんだろ?そうなんだろ?


「ああ、あなた方も予想できているかもしれませんが…私も転生者なんです…」


 ほーらね。もう驚くまでも無くなったな、この話題。やっぱりこういう独自のヤツって大概後からインフレするもんなんだよな。


「ちなみに本名は?」

宇野二葉(うの ふたば)です、けど既にテレジアと名乗っているので、そちらを使っていただければ幸いです」


 ていうか、どうしてこんなにも転生者が固まるのか…何か大きな力で引き寄せられているようにしか思えない。



――――――――――



「ていうかさ、この面子だと街に着いても中に入れてもらえそうに無いわね」


 火竜、スワンプバイパー、ヘルハウンドにトロイドラゴン…「召喚士なので召喚しました」と言うには相当無理がある面子だな。


「次の町か村まではどのくらい距離が?」

「正直な所、アタシも把握できてないんだよ」


 マジか。これから先どこに移動するのかをまず決めないといけないのか。


「アルさん、ローズさん!」


 リザードマンの男の子がこっちに走ってくる。名前はえーと、何だっけ?ああ、セクだセク。


「セク、ここの長には会える?」

「今父さんがこっちに向かってる、ここの長は父さんだからすぐ会えるよ!」


 おおう、なんと都合のいい。程なくして昼に会ったリザードマンに再会する。


「あんたがここの長だったんだね。色々大変な時に申し訳ないんだけどさ、しばらくアタシ達を滞在させてくれないかい?」


 結構いきなりな要求だったにもかかわらず、長はあっさりとOKを出してくれた。


「私達の集落を救ってくれた恩があります、何日でも滞在していって下さい。出来る限りの手助けは致します」

「すまないね」


 既に東の空は朝焼けで彩られ、ローズ達は眠たそうに眼をこすりながら宿舎に帰っていった。



――――――――――――――――――――――


トロイドラゴン【ランクD】 Lv24/24


 名前:アルフレッド


 状態:通常


 HP:448/875(+310)

 MP:104/596(+154)

ATK:311(+122)

DEF:387(+152)

MAT:344(+98)

MDF:514(+182)

AGI:245(+56)


パッシブスキル:[痛覚軽減Lv6][HP自動回復Lv3][ダメージヘイトLv4]


スキル:[ステータス閲覧][発声]

    [念動力Lv6][被服補正Lv4][被服吸収Lv4]

    [火魔法Lv3][氷魔法Lv3]

    [バリスタLv2]

    [ロングダッシュLv1]


 称号:[転生者][クレーマー][ホラー人形][燃えるゴミ][放火犯][害虫駆除業者][雑巾]

    [二束三文の安物][パワードスーツ][人見知り][ミイラ取りのミイラ][対リア充決戦兵器]

    [神の依代][空調服][効率重視][叩かれ屋][クラスチェンジャー][怠け者][上司の靴磨き]

    [キャンディー工場][ただのカカシ][夜間警備員][ホラーカカシ][固定砲台]

    [火炎放射器][高性能カカシ][解体業者][戦車][怪獣][送迎バス][事故車][道路清掃車]

    [軍団長][一城の主][火竜王の鎧][パワードアーマー]*[転生者www]


 補正:[ HP+55%]  [ MP+35%]  [ATK+65%]  [DEF+65%]

    [MAT+40%]  [MDF+55%]  [AGI+30%]

    [火攻撃+160%]  [火耐性+30%]  [水攻撃+30%]  [水耐性+30%]

    [氷攻撃+20%]  [氷耐性+30%]  [雷攻撃+20%]  [雷耐性+20%]

    [風攻撃+20%]  [風耐性+20%]  [土攻撃+25%]  [土耐性+20%]

    [光攻撃+20%]  [光耐性+20%]  [闇攻撃+60%]  [闇耐性+20%]

    [対虫系+10%]  [対鳥系+40%]  [対獣系+40%]  [対構築物系+20%]

    [対高Lv系-10%]  [対低Lv系+10%]

    [取得経験値+80%]↑ [進化必要レベル-20%]  [HPMP吸収率+40%]

    [遠距離射程+40%]


            

――――――――――――――――――――――



称号詳細――


[転生者www]:まぁ、私は最初から知っていましたし、転生者なんてこの世界にはごまんといるものです!インフレもいいところですね。[取得経験値+20%]

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